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屋久島縦走中、随所に岩屋と名のつくポイントがある。
岩屋とは単なる名前かと思いきや、緊急避難所もかねる
れっきとした屋を兼ねていることを発見する。
急な悪天候に見舞われたり、怪我などで動けなくなった
時など、一夜を過ごすビバーグ的な場所でもあるのだ。
また、激しい雨に見舞われたりした時などは雨宿りをできる
ポイントだったりする。縦走中はこれらの岩屋のポイントを
事前に確認しておくことも大切だ。
岩の上部には、ヤマグルマ、ナナカマド、サクラツツジなどの
植物が生息する。
■写真
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投石平 宮之浦岳山頂から1時間半。栗生岳のピークを越え、翁岳(1880m)、安房岳(1847m)、投石岳(1830m)、を巻きながら歩いてくると、標高1680mの投石平に到着。到着といっても単なる通過点なのだが、ここからは黒味岳を眺望でき、黒味岳北東斜面や投石岳南斜面に温帯から亜高山帯にかけての森林が見られる。白骨化した古存木(こそんぼく)や、矮小化したスギ、ヒメシャラ、ヤマボウシ、ヤクシマシャクナゲなどが低木林となって分布している。
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