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平石岩屋から15分。平石(標高1710m)に到着。花崗岩が風化して平らになっている
ところだが、宮之浦岳アタックの最後の休憩所的な場所でもある。
荷物を降ろしてしばし休憩だ。標高も1700mを越え肌寒くなってくる。
今回レンタルしたレインウェアもやっと出番が廻ってきた。この辺りに
くると天候も千変万化で、雲の通路を進む場面も多々あるので
事前に羽織っておくと安心だ。
体力的に余裕があれば、周囲のヤクシマシャクナゲやヤクシマダケ、
地面にはイッスンキンカクやヤクシマノギランなどの植物が
観察できる。ちょうどこの時期(8月上旬)にはイッスンキンカクが
可愛らしい黄色い花を咲かせている。
平石から少し歩いたところに水場がある。水場といっても
ちょろちょろとした小流れがある程度だが、ここで水分を補給して
おきたい。なにせ、宮之浦岳山頂を過ぎて栗生岳ピーク付近にしか
水場が無いため、余分に確保したいところだ。
■写真
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辻の岩屋 屋久島縦走中、随所に岩屋と名のつくポイントがある。岩屋とは単なる名前かと思いきや、緊急避難所もかねるれっきとした屋を兼ねていることを発見する。急な悪天候に見舞われたり、怪我などで動けなくなった時など、一夜を過ごすビバーグ的な場所でもあるのだ。また、激しい雨に見舞われたりした時などは雨宿りをできるポイントだったりする。縦走中はこれらの岩屋のポイントを事前に確認しておくことも大切だ。
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