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宮之浦岳手前にある最後のピーク、平石岩屋(標高1700m)です。
坊主岩からはなだらかな尾根づたいに登山道を歩きます。途中
ヤクザサの中からひょっこり顔を出すヤクジカに驚かされたり
します。平石岩屋の標高は1700mで、この辺りが森林限界だ。
登山道で一番肝を冷やしたのがここで、岩の上を両手でロープを
掴んで登る箇所があり、恐々だった。
岩屋といってもここへ登ってくるにはかなり急斜面が続く。
場所によってはヤクシマダケが人の背丈ぐらいになり、
ヤクシマシャクナゲなどが生息します。また、岩陰にはヤクシマカラマツ
などの高山植物を観察することができる。
■写真
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大王杉 ウィルソン株からは1時間程度。標高1190m、大王杉が天高く聳え立つ。その存在感は縄文杉をも凌ぐもので、縄文杉が発見されるまでは屋久杉の王者に君臨していた杉だ。その威光は現在でも少しも衰えることなく、見るものを圧倒する。周囲の木立から抜きん出る大木は遠めに見ても圧倒的な存在感を漂わせる。気品といい貫禄といい、威風堂々たる容姿は大王杉という名に恥じることなく人々を魅了し続けている。
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