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楠川分かれから80分程度で標高910m、大株歩道入口へ到着。
ここからのルートは縄文杉登山で最も過酷な道のりと
なるため、皆さん必ずといって休憩をとる。トイレや
水場もあるため一息つく人が多い。私たちも類にもれず、
小休止だ。背中のザックを肩から降ろして腰掛ける。
全身の疲労が湧いて出てくるようだ。
振り返ると登山スタート
から4時間強が経過している。摂るものもそこそこに、
途中沢へ降りて水分補給をしたり、持参した粉末ポカリで
栄養を補給したり、簡単な道のりではなかった。
腰を下ろした後、持病の左膝にギクッと激痛が走る。
あたたたー。やっぱりきたかー。思ってはいたものの
やはり普段から痛い場所へ負担がかかっている。が、
まだ我慢できないほどでもなかった。
大株歩道はいきなり
急斜面からのスタートだ。いままでの平坦なトロッコ道
とは違い、本格的な登山となる。しかも日帰り登山の人たちの
復路とのすれ違いもピークになるためゆっくりとゆっくりと
進んでいく。両手を使う場面も極端に増えていくのも
ここからだ。急斜面では蔦や木の根をつかんで登ったり、
ロープを掴んで歩いたりする場所も出てくる。より慎重な
歩行を要する区間でもある
大株歩道〜翁杉(20分)
翁杉〜ウィルソン株(35分)
ウィルソン株〜大王杉(70分)
大王杉〜夫婦杉(5分)
夫婦杉〜縄文杉(50分)
大株歩道入口近くにあるトイレ。ここから縄文杉までは
トイレが無いです。
■写真
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宮之浦港より 神々しいまでの屋久島を遠望する。屋久島には1000mを超える山が40もあり、洋上のアルプスとも言われています。 今回は単なる観光とは一線を画し、縦走ということで、 気持ちも引き締まります。
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