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屋久島縦走には登山用具、食料以外にも
必要なものがたくさんあります。登山届けや
救急用品などの身の安全を守るものから、
地図、コンパス、予備電池などの遭難した
時に必要になるものもあります。
どれも必要になる可能性がありますので、
できるだけ携行していくことをお勧めします。
実際に携行したものを表にまとめてみました。
必ずしも必要でないものもありますが、
参考にされてください。
用具 |
必要性 |
登山届け(白谷雲水峡入口にて投函) |
◎ |
保険証コピー(怪我などの際に必要) |
◎ |
救急用品一式(特にテーピングテープ) |
◎ |
行動計画表 |
◎ |
万能ナイフ |
○ |
携帯電話 |
◎ |
携帯電話充電器(乾電池式) |
◎ |
乾電池(予備) |
◎ |
カメラ |
○ |
地図 |
○ |
コンパス |
△ |
とけるティッシュ |
△ |
虫除け |
△ |
メモ帳/ボールペン |
○ |
ジップロック |
◎ |
ゴミ袋 |
◎ |
免許証 |
◎ |
登山届けは必ず提出します。屋久島では毎年数人の
方が遭難にあわれています。その殆んどの人が
登山届けを出さずに山に入っていて、捜索が難航
するケースも出ています。登山届けには登山開始日や
下山予定日、ルート計画などを記す必要があり、
下山したら必ず下山報告をするよう義務づけられて
います。したがって、下山予定日を過ぎて24時間
下山報告がなければ機関が捜索に動く仕組みに
なっています。電波の届かない山中で遭難した
場合、登山届けを出しているかいないかは
命をも左右するものとなります。
救急用品一式
これはあるのとないのでは安心感が全然違います。
また、もし怪我や腹痛などの病を患った時に誰も
助けてくれませんので必須アイテムです。
特に実用的なのが、テーピングテープです。
膝や足首に巻きます。これで2日目はだいぶ
助けられました。
行動計画表
常にポケットに入っていたのがこれです。ポイント
ポイントでタイムチェックしたりしました。
後半は汗でぼろぼろになりましたので、
専用の防水シートなどに入れて持ち歩くと
良いです。
携帯電話とデジカメ
今回悩んだ一つに撮影用のカメラでした。
もちろんカメラは必要なのですが、手持ちの
デジカメの予備バッテリーがなかったので、
おそらく初日でカメラの役目は終了と思い、
乾電池式の安価なデジカメを購入して持参しました。
これが結果的に裏目になりました。
屋久島の森の中では遠くの被写体を撮影
するケースが多く、安物のカメラでは露出機能が
悪く、どうしても暗く写ってしまいます。
それで、携帯電話に変更して撮影したところ
結構、携帯のカメラは侮れませんでした。
乾電池式の充電器も活躍しました。
ジップロック
本来、雨対策で荷物を収納するために
使用しますが、調理用の水を汲む容器がなかったため
予備のジップロックで代用しました。収納するのも
軽いしコンパクトになります。これは使えますね。
免許証
登山用具をレンタルする際に身分証明として
必要になります。また、レンタカーなど
を利用する際にも必要になります。
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辻の岩屋 屋久島縦走中、随所に岩屋と名のつくポイントがある。岩屋とは単なる名前かと思いきや、緊急避難所もかねるれっきとした屋を兼ねていることを発見する。急な悪天候に見舞われたり、怪我などで動けなくなった時など、一夜を過ごすビバーグ的な場所でもあるのだ。また、激しい雨に見舞われたりした時などは雨宿りをできるポイントだったりする。縦走中はこれらの岩屋のポイントを事前に確認しておくことも大切だ。
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