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登山用具ですが、これが一番頭が痛かったです。
とにかく登山用具はしっかりしたものばかりで、
値段がとにかく半端ではありません。一つ一つの
アイテムを揃えていくと、目が飛び出るくらい
お金がかかります。ですから基本的にはレンタルを
お勧めします。頻繁に山行をされる方は自分の好みに
合った用具を購入するのも楽しみの一つですが、
初心者の方で屋久島縦走をチャレンジされるのであれば
レンタルで十分だと思います。
屋久島で登山用具のレンタルは数箇所ありますが、
宮之浦港入口バス停前にある屋久島観光センターが
便利です。宮之浦港からも徒歩で5分のところにあり、
道向かいには白谷雲水峡行きのバス停もあります。
1階の物産館の奥にレンタルブースがあるので、
そこで必要なものを揃えてレジカウンターで
料金を支払い、必要書類に記入します。その際、
身分証明書が必要になりますので、事前に免許証など
容易しておきます。レンタルは2泊3日の日程になって
いますので、下山した後に返却するとOKです。
まずは、どんな用具が必要か?また、どんなレンタル
があるのかなどを下記の表にまとめてみました。
※2009年8月時の料金です。変更の場合もあります。
登山用具 |
レンタル |
料金 |
トレッキングシューズ |
○ |
1000 |
GORE−TEXシューズ |
○ |
1500 |
レインウェア(上下) |
○ |
1000 |
レインウェア GORE−TEX |
○ |
2000 |
登山用スパッツ |
○ |
500 |
リュックサック |
○ |
500 |
登山用ストック |
○ |
500 |
縦走用リュック 45リットル |
○ |
1000 |
登山用シュラフ 1人用 |
○ |
1500 |
シュラフ |
○ |
500 |
マット |
○ |
300 |
ガスバーナー ガス別 |
○ |
500 |
ガスランタン ガス・マントル別 |
○ |
500 |
調理器(各種) |
○ |
500 |
上記が屋久島観光センターでレンタルできる
登山用具です。どれも手軽な料金でレンタルできます。
これらを購入するとなると、レンタル料のだいたい
10倍程度の金額がかかります。その他にも必要な用具
がありますが、実費で購入することになります。
実際に私が屋久島縦走で携行した用具を紹介しますので、
参考にされてください。(※二人分)
※2009年8月時の金額です。息子の分も含めて掲載しています。
登山用具 |
レンタル/購入 |
金額 |
GORE−TEXシューズ |
購入 |
15000円 |
トレッキングシューズ/息子分 |
○ |
1000円 |
レインウェア GORE−TEX(二人分) |
○ |
4000円 |
縦走用リュック 46リットル |
購入 |
21000円 |
ザックカバー |
購入 |
3800円 |
登山用ストック(2本) |
○ |
1000円 |
登山用ストック(2本) |
購入 |
10000円 |
登山用シュラフ(二人分) |
購入 |
7000円 |
GORE−TEXテント |
購入 |
58000円 |
ロープ |
購入 |
105円 |
小型扇風機 |
購入 |
420円 |
エアーマット |
購入 |
2000円 |
イワタニカセットガスジュニア |
購入 |
3150円 |
イワタニカセットボンベ(大) |
購入 |
398円 |
グローブ(二人分) |
購入 |
1000円 |
調理器(鍋1つ) |
- |
- |
帽子(キャップ) |
- |
- |
ヘッドライト(二人分) |
購入 |
4200円 |
時計(ストップウォッチ付) |
購入 |
105円 |
コンパス |
購入 |
105円 |
速乾性のシャツ×4枚 |
購入 |
2100円 |
フェースタオル |
- |
- |
下着(着替え用) |
- |
- |
登山用ソックス |
購入 |
1000円 |
上の表で解かるように、今回息子との二人縦走だったので、
2倍かかった用具もあり、結構大変だったです。調べているうちに
だんだん欲しくなって衝動買いとかもあり、後の祭りとなって
しまったものもあります。やはりレンタル中心が
いちばん賢い準備なのではないでしょうか。
中でも一番迷ったのが登山靴でした。
登山靴も一応事前にチェックしに行ったのですが、
どの靴もがっしりしたものばかりで、通常のジョギングシューズ
などに比べるとかなり重いものばかりでした。重い靴は
普段から履きなれていないので、縦走中に重さが
負担にならないかと思い、靴底が登山靴に似たグリップの
しっかりしたものなどを出来るだけ軽いシューズで
探したりもしました。レンタルも考えたのですが、
はき慣れない靴は足に負担がかかったりするので、
やはり履き慣らした靴でないと、、、。
迷って迷って迷ったあげくに登山靴買いました。
まずは履き慣らすのが肝心と、2週間前に購入し、
練習用の里山に履いて行くようにしました。屋久島縦走
でつくづく感じたのですが、登山靴こそ一番に揃えて
おくものだと痛感しました。屋久島縦走では、岩場や
悪路が多く、ハイカットの登山靴は
足首を固定し、衝撃を吸収し、捻挫やケガなどから
守ってくれますし、第一疲れにくいです。重みも
初動に力はいるものの逆に推進力はその分増します。
重心も安定し、スムーズな走行が可能になりました。
レインウェア GORE−TEX
これは購入するとなると1着2万はしますから
雨が降るか降らないか解からない状況で、
普段から利用価値も少ないので、レンタルで
決まりです。通常のレインウェアもレンタルで
ありましたが、軽さの分こちらを選びました。
しかし、当日は天候に恵まれ殆んど利用すること
はありませんでしが、宮之浦岳頂上付近で、
霧が出て肌寒かった時に使用したくらいでした。
登山用ストック(2本)
これは杖のようなもので、T字型のものとI字型の
ものがあります。あくまでも好みですが、I字型の
ストックが慣れていたため、息子の分2本が
レンタルです。急な斜面や階段などは脚力だけ
じゃなく、上半身の力も加えて登れます。
また、降るときなどに膝の負担などを和らげます。
登山用シュラフ
ようするに寝袋です。テントや非難小屋で使用します。
夏季だったので、朝方までは敷布団として使用し、
朝方少し寒くなり着用した程度です。しかし、
必要ないということではなく、悪天候の場合なども
ありますので必需品となります。ホームセンター
などで販売されている980円程度のものでも十分
です。(ただし、収納にはスペースをとります。)
GORE−TEXテント(ゴアライトX )
宿泊用のテントです。これはかなり悩みました。
屋久島縦走では、白谷小屋や高塚小屋、新高塚小屋など
の非難小屋があります。ピーク時以外であれば非難小屋
で宿泊するためテントはいらないのですが、8月の
ピーク時は利用者も多く、先着順でスペースを確保
していくので、私たちの今回の計画で行くと、高塚小屋
への到着が夕時になるので、テントは多分必要に
なるだろうということで購入。レンタルがあれば
それでもよかったのですが、やはり軽さ重視で、
衝動買いでした。
イワタニカセットガスジュニア
調理用のガスコンロです。これは軽量かつ
コンパクトで重宝しました。普段から利用頻度も
そこそこあるので購入です。通販でも販売して
いますが、近くのホームセンターなどでも
販売しています。
登山用ソックス
通常のソックスと違い、足底の部分に滑り止めの
ゴムが加工されています。これを履いておくと
シューズにフィットしてとても歩きやすいです。
必需品ですね。
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翁杉 大株歩道に入り、最初に出会う屋久杉が翁杉だ。樹高23.7m、幹周り12.6m、標高1000m、推定樹齢2000年の名木だ。凛とした佇まいが印象的で、苔むした表面は幾重にも絡み合うように、ヒノキやヤマグルマ、サクラツツジ、ナナカマドなどの着生植物が根が張り、生命の躍動感さえ感じ取れ圧倒される。
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