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花之江河からさらに進むこと20分。小花之江河に到着。
花之江河よりはやや小さめの湿原だが、周囲の白骨化した杉や
遠望する黒味岳などの景観が素晴らしく、私としては
小花之江河の風光明媚な水鏡が心に残った。
花之江河はちょっと
大きすぎだが、小花之江河のサイズだったら切り取って自分の家の
庭にしたい?そんな妄想も頭をよぎる。いかん。限界が近づいている。
9月〜11月にかけて、水辺にはヤクシマウメバチソウが咲き誇る。
湿原を守るために設けられた木道。
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淀川小屋 淀川登山口まで残り1.5km。といっても1時間30分。ここから気合で乗り切るぞ!怒りの推進力を無くした親子は、ここから気合で歩きだした。オース!、オース!、ヨイショー!ヨイショー!トー!、トー!、おりゃー!、おりゃー!、、、二人の掛け声が静まり返った山懐に響き渡る。それでも幾度となく斜面が立ちふさがる。めげずにめげずに突き進む。だが、なんとなく感じていたが、小高いピーク超えはジャブのようにじわりじわりと心を折っていく。目の前に急な斜面が迫るとまたかーと心が折れる。
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