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大株歩道に入り、最初に出会う屋久杉が翁杉だ。
樹高23.7m、幹周り12.6m、標高1000m、推定樹齢2000年
の名木だ。凛とした佇まいが印象的で、
苔むした表面は幾重にも絡み合うように、
ヒノキやヤマグルマ、サクラツツジ、ナナカマドなどの
着生植物が根が張り、生命の躍動感さえ感じ取れ圧倒される。
苔むした表面が
水分を多量に含み、脈々と樹木へと供給される。生命の
営みが目の当たりに垣間見れる。周囲にはヤマグルマやヒメシャラなどが
見られる。
息子の表情にも疲労の色が見える。次に目指すは
ウィルソン株だ。ここから25分程度。がんばれ。
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大株歩道入口 楠川分かれから80分程度で標高910m、大株歩道入口へ到着。ここからのルートは縄文杉登山で最も過酷な道のりとなるため、皆さん必ずといって休憩をとる。トイレや水場もあるため一息つく人が多い。私たちも類にもれず、小休止だ。背中のザックを肩から降ろして腰掛ける。全身の疲労が湧いて出てくるようだ。
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