屋久島縦走-宮之浦岳ヘッドロック
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屋久島の水場
屋久島の水はとにかくうまい。乾いた身体に染み渡るようです。 水量も豊富で、次から次へと補給する人の波。屋久島の水場では最も豊富な水場といえるかもしれません。


屋久島縦走-準備その3食料
屋久島地図


屋久島縦走で食べる食料ですが、1泊2日の日程で、 大まかに分けて、主食と行動食を用意します。 特に行動食では大変無駄が多かったです。単に 無駄に終わることだけでなく、余った食料は下山するまで 背中に重しとしてのしかかり続けます。ですが、 こういった食料は万が一遭難した場合などに 命を守ってくれる大切な食料にもなりますので、 どうしても外せないアイテムとなりました。

実際に携行した食糧を日程および行動食で 表にしてみました。完食、未使用などで分類 していますので、参考にされてください。 私感としてはやや未使用が多かったような 気がします。

※完食○、少し利用△、未使用× ※2人分の食料を表示しています
1日目(昼食)白谷雲水峡入口東屋にて 利用状況
おにぎり弁当
ペットボトルお茶
インスタントワンタン ×
1日目(夕食)高塚小屋にて 利用状況
レトルトカレー×3 1余り
カトキチごはん×4 1余り
玉子スープ ×
焼酎 ×
2日目(朝食)高塚小屋にて 利用状況
コーヒー×2 ×
カップラーメン×2 ×変更
クイック切餅1袋 ×変更
コーンスープ×2 ×
ウィダー×2
魚肉ソーセージ×2
カロリーメイト×2
行動食1日目〜2日目 利用状況
粉末ポカリ×2袋 1余り
ベビーチーズ×2袋 1余り
アメ×2袋 1余り
ビスケット×1袋
ピーナッツ×1袋 ×
フルーツグラノーラ×1袋
都こんぶ×2箱
種なしうめぼし×2袋 1余り
マヨネーズ小×2本 1.5余り
ココナッツサブレ×1袋
こんぺい糖×1袋 ×
非常食用かんぱん×1袋 ×

上記が屋久島縦走1泊2日(二人分)の食料です。 ご覧のように行動食を中心にかなりの食料が 余りました。○(完食)以外の食料は大なり小なり 下山までザックの中に重しとして残ったわけです。 極度の疲労で食欲が湧かない状況で、持ち歩くのは 精神的にも辛かったですが、いざという時は やはり命を助けてくれる大切な食料です。

1日目(昼食)
白谷雲水峡入口に到着したのが10時35分。 昼食にはやや早めの時間ですが、とにかく 荷物を軽くしたいということで、登山開始前に 休憩所の東屋にて完食。軽量化に成功。 (腹の中には重さものこりますが、、)他の登山客の 方は辻峠あたりで昼食をとられていました。

1日目(夕食)高塚小屋
楽しみにしていたカレー。初日ここまで6時間 の歩きで、二人とも疲労常態。思ったより 食欲がなかったため、カレー、ごはんともに 余った。玉子スープは水不足のため中止。 高塚小屋には水場がなく、縄文杉から少し 降ったところまで行かなければならないため 断念。水場までは往復10分程度。大き目のペット ボトルがあれば水汲みは一度ですむので 便利です。

2日目(朝食)高塚小屋
予定していたコーヒー、カップラーメン、 クイック切餅、コーンスープすべてキャンセルです。 水を必要とするものは水場まで往復10分が ネックとなりました。それより一夜明けて 膝が唸っていました。食欲も余り無かった ためカロリーメイトなど喉通りの良いものに 変更。

2日目の昼食は殆んど食べていません。 多量の汗で、水が主食のような感じでしたが、 時折口に放り込む行動食は疲れた身体には 糖分も塩分も染み込むように吸収され、 エネルギーに変わるのが実感できます。 一粒のアメで元気になるのが不思議なくらい 体感でき、山歩きの醍醐味発見といった 感じでした。

慣れないせいか、行動食をとる時に、 いちいち荷物を置いてファスナーを あけて取り出して、、、という過程が 面倒に感じてしまいました。 行動食をもっと身近に摂取する知恵が あれば良かったのですが、、、。 今考えれば専用の容器に予め好みの ものをミックスして入れておいて、水分 補給用のペットボトル横あたりに 収納しておけば良かったかなー。







新高塚小屋
一通り朝の身支度が整って新高塚小屋へと出発する。高塚小屋から新高塚小屋までの区間は最も過酷なルートといって過言ではない。昨日の大株歩道も険しかったがその分、多くの屋久杉と出会ったり、大王杉や縄文杉の出会いも励みになった。その反面新高塚小屋までの悪路は想像を絶した。急な斜面を黙々と歩く。枝や幹につかまりながらの悪路や、下を見ると吸い込まれそうな斜面を恐々と歩く。普通に歩く分にはそう心配することもないのだが、いかんせん昨日滑って転倒したのが不安を助長する。