屋久島縦走-宮之浦岳ヘッドロック
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---The 屋久島縦走---
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小花之江河
花之江河からさらに進むこと20分。小花之江河に到着。花之江河よりはやや小さめの湿原だが、周囲の白骨化した杉や遠望する黒味岳などの景観が素晴らしく、私としては小花之江河の風光明媚な水鏡が心に残った。


屋久島縦走-準備その2登山用具
屋久島地図


登山用具ですが、これが一番頭が痛かったです。 とにかく登山用具はしっかりしたものばかりで、 値段がとにかく半端ではありません。一つ一つの アイテムを揃えていくと、目が飛び出るくらい お金がかかります。ですから基本的にはレンタルを お勧めします。頻繁に山行をされる方は自分の好みに 合った用具を購入するのも楽しみの一つですが、 初心者の方で屋久島縦走をチャレンジされるのであれば レンタルで十分だと思います。

屋久島で登山用具のレンタルは数箇所ありますが、 宮之浦港入口バス停前にある屋久島観光センターが 便利です。宮之浦港からも徒歩で5分のところにあり、 道向かいには白谷雲水峡行きのバス停もあります。 1階の物産館の奥にレンタルブースがあるので、 そこで必要なものを揃えてレジカウンターで 料金を支払い、必要書類に記入します。その際、 身分証明書が必要になりますので、事前に免許証など 容易しておきます。レンタルは2泊3日の日程になって いますので、下山した後に返却するとOKです。

まずは、どんな用具が必要か?また、どんなレンタル があるのかなどを下記の表にまとめてみました。
※2009年8月時の料金です。変更の場合もあります。
登山用具 レンタル 料金
トレッキングシューズ 1000
GORE−TEXシューズ 1500
レインウェア(上下) 1000
レインウェア GORE−TEX 2000
登山用スパッツ 500
リュックサック 500
登山用ストック 500
縦走用リュック 45リットル 1000
登山用シュラフ 1人用 1500
シュラフ 500
マット 300
ガスバーナー ガス別 500
ガスランタン ガス・マントル別 500
調理器(各種) 500

上記が屋久島観光センターでレンタルできる 登山用具です。どれも手軽な料金でレンタルできます。 これらを購入するとなると、レンタル料のだいたい 10倍程度の金額がかかります。その他にも必要な用具 がありますが、実費で購入することになります。 実際に私が屋久島縦走で携行した用具を紹介しますので、 参考にされてください。(※二人分)

※2009年8月時の金額です。息子の分も含めて掲載しています。
登山用具 レンタル/購入 金額
GORE−TEXシューズ 購入 15000円
トレッキングシューズ/息子分 1000円
レインウェア GORE−TEX(二人分) 4000円
縦走用リュック 46リットル 購入 21000円
ザックカバー 購入 3800円
登山用ストック(2本) 1000円
登山用ストック(2本) 購入 10000円
登山用シュラフ(二人分) 購入 7000円
GORE−TEXテント 購入 58000円
ロープ 購入 105円
小型扇風機 購入 420円
エアーマット 購入 2000円
イワタニカセットガスジュニア 購入 3150円
イワタニカセットボンベ(大) 購入 398円
グローブ(二人分) 購入 1000円
調理器(鍋1つ) - -
帽子(キャップ) - -
ヘッドライト(二人分) 購入 4200円
時計(ストップウォッチ付) 購入 105円
コンパス 購入 105円
速乾性のシャツ×4枚 購入 2100円
フェースタオル - -
下着(着替え用) - -
登山用ソックス 購入 1000円

上の表で解かるように、今回息子との二人縦走だったので、 2倍かかった用具もあり、結構大変だったです。調べているうちに だんだん欲しくなって衝動買いとかもあり、後の祭りとなって しまったものもあります。やはりレンタル中心が いちばん賢い準備なのではないでしょうか。

中でも一番迷ったのが登山靴でした。 登山靴も一応事前にチェックしに行ったのですが、 どの靴もがっしりしたものばかりで、通常のジョギングシューズ などに比べるとかなり重いものばかりでした。重い靴は 普段から履きなれていないので、縦走中に重さが 負担にならないかと思い、靴底が登山靴に似たグリップの しっかりしたものなどを出来るだけ軽いシューズで 探したりもしました。レンタルも考えたのですが、 はき慣れない靴は足に負担がかかったりするので、 やはり履き慣らした靴でないと、、、。

迷って迷って迷ったあげくに登山靴買いました。 まずは履き慣らすのが肝心と、2週間前に購入し、 練習用の里山に履いて行くようにしました。屋久島縦走 でつくづく感じたのですが、登山靴こそ一番に揃えて おくものだと痛感しました。屋久島縦走では、岩場や 悪路が多く、ハイカットの登山靴は 足首を固定し、衝撃を吸収し、捻挫やケガなどから 守ってくれますし、第一疲れにくいです。重みも 初動に力はいるものの逆に推進力はその分増します。 重心も安定し、スムーズな走行が可能になりました。

レインウェア GORE−TEX
これは購入するとなると1着2万はしますから 雨が降るか降らないか解からない状況で、 普段から利用価値も少ないので、レンタルで 決まりです。通常のレインウェアもレンタルで ありましたが、軽さの分こちらを選びました。 しかし、当日は天候に恵まれ殆んど利用すること はありませんでしが、宮之浦岳頂上付近で、 霧が出て肌寒かった時に使用したくらいでした。

登山用ストック(2本)
これは杖のようなもので、T字型のものとI字型の ものがあります。あくまでも好みですが、I字型の ストックが慣れていたため、息子の分2本が レンタルです。急な斜面や階段などは脚力だけ じゃなく、上半身の力も加えて登れます。 また、降るときなどに膝の負担などを和らげます。

登山用シュラフ
ようするに寝袋です。テントや非難小屋で使用します。 夏季だったので、朝方までは敷布団として使用し、 朝方少し寒くなり着用した程度です。しかし、 必要ないということではなく、悪天候の場合なども ありますので必需品となります。ホームセンター などで販売されている980円程度のものでも十分 です。(ただし、収納にはスペースをとります。)

GORE−TEXテント(ゴアライトX )
宿泊用のテントです。これはかなり悩みました。 屋久島縦走では、白谷小屋や高塚小屋、新高塚小屋など の非難小屋があります。ピーク時以外であれば非難小屋 で宿泊するためテントはいらないのですが、8月の ピーク時は利用者も多く、先着順でスペースを確保 していくので、私たちの今回の計画で行くと、高塚小屋 への到着が夕時になるので、テントは多分必要に なるだろうということで購入。レンタルがあれば それでもよかったのですが、やはり軽さ重視で、 衝動買いでした。

イワタニカセットガスジュニア
調理用のガスコンロです。これは軽量かつ コンパクトで重宝しました。普段から利用頻度も そこそこあるので購入です。通販でも販売して いますが、近くのホームセンターなどでも 販売しています。

登山用ソックス
通常のソックスと違い、足底の部分に滑り止めの ゴムが加工されています。これを履いておくと シューズにフィットしてとても歩きやすいです。 必需品ですね。








坊主岩
第二展望所からしばらく歩くと縦走の醍醐味ともいえる180度パノラマが開けてくる。右も左も視界が開け、聳える宮之浦岳や口永良部島などを遠望できる。それと同時に織り成す景色を彩る準主役級の岩や峰が次々と登場する。主役はもちろん宮之浦岳だ。最初に現れるのが坊主岩で、見るからにその名の通りなのだが、実際肉眼でみるとそのスケールに驚かされる。数百メートルも離れた場所でこの大きさは圧巻。ここは目の保養だけにして絶対に近寄りません。坊主岩の向こう側は断崖絶壁になっていますから。こわ〜。