屋久島縦走-宮之浦岳ヘッドロック
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栗生岳
栗生岳。標高1867m。背後には左から翁岳1880m、安房岳1847m、投石岳1830m、が控える。宮之浦岳登山道も焼野三叉路からのルートは整備されているが、栗生岳側は結構な悪路だ。斜面もあり、危険箇所も数箇所ある。それに荷重が加わるので、滑らないよう注意しながらゆっくりと降りていきます。


屋久島縦走-新高塚小屋
屋久島地図


屋久島・新高塚小屋 高塚小屋にて午前5時起床。と同時にテント撤収に 取り掛かる。今朝の朝食メニューは、コーヒー・ カップラーメン・クイック切餅1袋・コーンスープ の予定だったが、これも変更した。昨日痛めた膝が 唸っている。息子も足首が痛い。

それで持ってきた テーピングテープでぐるぐる巻きにして手当てを 施した。後で反省材料ともなったが、テーピングテープ は余裕を持っておくべきだった。二人分でぎりぎり で、もし違う部位を痛めると補強のしようがないからだ。

朝食メニューも変更で、事前の計画では目覚めのコーヒー を愉しんで、カップラーメンにクイック切り餅を いれてアウトドア気分を満喫!なんて思っていたが、 現実は違っていて、とても喉を通るものではない。 それで、喉通りの良いものに変更した。

結局、ウィダーゼリー・魚肉ソーセージ・ カロリーメイト。どれも行動食として携行した ものだったが、食欲もない状態では十分すぎるほどの メニューで、ペットボトルの水を口に含み まるでサプリメントのように腹の中へと放り込んだ。

一通り朝の身支度が整って新高塚小屋へと出発する。 高塚小屋から新高塚小屋までの区間は最も過酷な ルートといって過言ではない。昨日の大株歩道も 険しかったがその分、多くの屋久杉と出会ったり、 大王杉や縄文杉の出会いも励みになった。

その反面 新高塚小屋までの悪路は想像を絶した。急な斜面を 黙々と歩く。枝や幹につかまりながらの悪路や、 下を見ると吸い込まれそうな斜面を恐々と歩く。 普通に歩く分にはそう心配することもないのだが、 いかんせん昨日滑って転倒したのが不安を助長する。

屋久島・新高塚小屋 高塚小屋から75分。新高塚小屋(標高1500m)へ到着。 第一印象として感じた事だが、高塚小屋に比べると 新高塚小屋はまるで別荘地である。建物こそ 新しくはないが、広めの避難所や、整備されたテントサイト。 それよりまして、水場がすぐの所にあり快適度が 格段に違う。時間に余裕のある場合は新高塚小屋 をおすすめしたい。








縄文杉
縄文杉(標高1312m)が近くなると、遊歩道も整備され、木道や階段などで人の行き交いにも配慮されているようだ。それでも、ピーク時は何分も足止めをくらい、順番を待って縄文杉展望台へと足を進める。幸い私たちの到着した時間はすっかり縄文杉見物の人だかりはなく、何か物静かな感じだ。縄文杉展望台までの最後の階段を一段一段登っていく。そしてその瞬間は訪れた。悠然と佇む縄文杉。辺りは静寂につつまれ、神々しいまでのオーラが漂う。確説としても語り継がれる7200年の息遣いが、閑居な佇まいに木霊する。