屋久島縦走-宮之浦岳ヘッドロック
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翁杉
大株歩道に入り、最初に出会う屋久杉が翁杉だ。樹高23.7m、幹周り12.6m、標高1000m、推定樹齢2000年の名木だ。凛とした佇まいが印象的で、苔むした表面は幾重にも絡み合うように、ヒノキやヤマグルマ、サクラツツジ、ナナカマドなどの着生植物が根が張り、生命の躍動感さえ感じ取れ圧倒される。


屋久島縦走-楠川分かれ
屋久島地図


屋久島・楠川分れで荒川登山口からのルートと合流する 辻峠から1時間弱。標高720mの所にある、 楠川分かれに到着。やっと荒川登山口から のルートと合流だ。白谷雲水峡入口からは3時間半弱。荒川 ルートとは異なり、険しい悪路を一山越えてきた。縄文杉までの 白谷雲水峡ルートが上級コースとされる所以が体験してつくづく 痛感させられる。それとともにひとまず安心してほっとする。

ここからのルートは沢山の人が利用するコースで、なんだか 同じ目的をもった人がいるということは心強いものだ。

午後1時22分、時間的にここからの登りは日帰り客は いないため、息子と二人だけの場面が続く。トロッコ道は 意外と歩きやすく、殆んど平坦なため距離を稼ぐには絶好の 区間となる。大株歩道入口まではおよそ80分。まだまだ 足取りもかるい。

屋久島・楠川分れの案内板 楠川分かれから大株歩道入口までの中間点あたりから 日帰り客の復路とすれ違いだします。5人程度のパーティーから 15人程度のパーティーまで様々だ。すれ違う先頭を 歩くのはたいていガイドさんだったりするので、 登りを優先して道を開けてくれます。なんだか 気が引ける思いだが、ありがとうございます。こんにちは!など と声をかけあいながらすれ違う。道を譲る際は斜面側へよける のが基本のようだ。崖側へよけると危険極まりない。 声を掛け合いながらすれ違う。お互いに力をもらい励ましあう。

屋久島登山でおなじみのトロッコ道 楠川分かれから8分程度のところにある屋久杉で、 樹高38.4m、周囲4.4m、標高750m、推定樹齢500年の 巨木「三代杉」が現れます。近くには安房川が流れ、 清音が素晴らしい。河原には6月〜7月にかけてサツキが咲き誇る。

屋久島登山ではこういった案内板には気を配る







平石岩屋
宮之浦岳手前にある最後のピーク、平石岩屋(標高1700m)です。坊主岩からはなだらかな尾根づたいに登山道を歩きます。途中ヤクザサの中からひょっこり顔を出すヤクジカに驚かされたりします。平石岩屋の標高は1700mで、この辺りが森林限界だ。登山道で一番肝を冷やしたのがここで、岩の上を両手でロープを掴んで登る箇所があり、恐々だった。岩屋といってもここへ登ってくるにはかなり急斜面が続く。