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花之江河(標高1600m)。日本最南端の代表的な高層湿原で、
ミズゴケやヤクシマホシクサ、コケスミレ、モウセンゴケ、
ヤクシマメバチソウなどが季節を彩る名勝の地でもある。
が、それは一般的なことであって、半日以上もの険しい悪路を
踏破してきた私たちは、猛暑の中、汗だくになっていて、
唯一天然のクーラーとなった。黒味岳分岐から何度も何度も
残りの道のりを二人で確認しあう中、もう少しで、天然のクーラー
があるから頑張ろう。。いつしか、それが心の支えになっていたのだ。
まだ少しは余裕があるか?
もうへとへとです。
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宮之浦岳 屋久島・宮之浦岳ヘッドロック宮之浦岳ヘッドロック。タイトルにした一枚のスナップだ。ちょうどこの辺りから小憎たらしい思いに駆られる。このやろー、俺たちを苦しめやがってー、、、と軽い感じだったが、達成感の裏返しで、心は充実して、なかば安堵感も漂っている。今思えば、「まだまだ気をゆるしてはイカン!」と自分に言いたいところだが、ここから悪夢の復路を辿るとは知る由もなかったのだ。
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