屋久島縦走-宮之浦岳ヘッドロック
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辻の岩屋
屋久島縦走中、随所に岩屋と名のつくポイントがある。岩屋とは単なる名前かと思いきや、緊急避難所もかねるれっきとした屋を兼ねていることを発見する。急な悪天候に見舞われたり、怪我などで動けなくなった時など、一夜を過ごすビバーグ的な場所でもあるのだ。また、激しい雨に見舞われたりした時などは雨宿りをできるポイントだったりする。縦走中はこれらの岩屋のポイントを事前に確認しておくことも大切だ。



屋久島縦走-投石平
屋久島地図

屋久島・投石平 宮之浦岳山頂から1時間半。栗生岳のピークを越え、翁岳(1880m)、 安房岳(1847m)、投石岳(1830m)、を巻きながら歩いてくると、標高 1680mの投石平に到着。

到着といっても単なる通過点なのだが、 ここからは黒味岳を眺望でき、黒味岳北東斜面や投石岳南斜面に 温帯から亜高山帯にかけての森林が見られる。白骨化した古存木(こそんぼく) や、矮小化したスギ、ヒメシャラ、ヤマボウシ、ヤクシマシャクナゲなどが 低木林となって分布している。

淀川登山口からのルートであれば、この辺りが昼食の 絶好のポイントにもなるだろう。私たちは黙々と山を降りた。 疲労も段々と増し、口数も減り始めたころだ。







新高塚小屋
一通り朝の身支度が整って新高塚小屋へと出発する。高塚小屋から新高塚小屋までの区間は最も過酷なルートといって過言ではない。昨日の大株歩道も険しかったがその分、多くの屋久杉と出会ったり、大王杉や縄文杉の出会いも励みになった。その反面新高塚小屋までの悪路は想像を絶した。急な斜面を黙々と歩く。枝や幹につかまりながらの悪路や、下を見ると吸い込まれそうな斜面を恐々と歩く。普通に歩く分にはそう心配することもないのだが、いかんせん昨日滑って転倒したのが不安を助長する。