屋久島縦走-宮之浦岳ヘッドロック
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縄文杉
縄文杉(標高1312m)が近くなると、遊歩道も整備され、木道や階段などで人の行き交いにも配慮されているようだ。それでも、ピーク時は何分も足止めをくらい、順番を待って縄文杉展望台へと足を進める。幸い私たちの到着した時間はすっかり縄文杉見物の人だかりはなく、何か物静かな感じだ。縄文杉展望台までの最後の階段を一段一段登っていく。そしてその瞬間は訪れた。悠然と佇む縄文杉。辺りは静寂につつまれ、神々しいまでのオーラが漂う。確説としても語り継がれる7200年の息遣いが、閑居な佇まいに木霊する。


屋久島縦走-準備その3食料
屋久島地図


屋久島縦走で食べる食料ですが、1泊2日の日程で、 大まかに分けて、主食と行動食を用意します。 特に行動食では大変無駄が多かったです。単に 無駄に終わることだけでなく、余った食料は下山するまで 背中に重しとしてのしかかり続けます。ですが、 こういった食料は万が一遭難した場合などに 命を守ってくれる大切な食料にもなりますので、 どうしても外せないアイテムとなりました。

実際に携行した食糧を日程および行動食で 表にしてみました。完食、未使用などで分類 していますので、参考にされてください。 私感としてはやや未使用が多かったような 気がします。

※完食○、少し利用△、未使用× ※2人分の食料を表示しています
1日目(昼食)白谷雲水峡入口東屋にて 利用状況
おにぎり弁当
ペットボトルお茶
インスタントワンタン ×
1日目(夕食)高塚小屋にて 利用状況
レトルトカレー×3 1余り
カトキチごはん×4 1余り
玉子スープ ×
焼酎 ×
2日目(朝食)高塚小屋にて 利用状況
コーヒー×2 ×
カップラーメン×2 ×変更
クイック切餅1袋 ×変更
コーンスープ×2 ×
ウィダー×2
魚肉ソーセージ×2
カロリーメイト×2
行動食1日目〜2日目 利用状況
粉末ポカリ×2袋 1余り
ベビーチーズ×2袋 1余り
アメ×2袋 1余り
ビスケット×1袋
ピーナッツ×1袋 ×
フルーツグラノーラ×1袋
都こんぶ×2箱
種なしうめぼし×2袋 1余り
マヨネーズ小×2本 1.5余り
ココナッツサブレ×1袋
こんぺい糖×1袋 ×
非常食用かんぱん×1袋 ×

上記が屋久島縦走1泊2日(二人分)の食料です。 ご覧のように行動食を中心にかなりの食料が 余りました。○(完食)以外の食料は大なり小なり 下山までザックの中に重しとして残ったわけです。 極度の疲労で食欲が湧かない状況で、持ち歩くのは 精神的にも辛かったですが、いざという時は やはり命を助けてくれる大切な食料です。

1日目(昼食)
白谷雲水峡入口に到着したのが10時35分。 昼食にはやや早めの時間ですが、とにかく 荷物を軽くしたいということで、登山開始前に 休憩所の東屋にて完食。軽量化に成功。 (腹の中には重さものこりますが、、)他の登山客の 方は辻峠あたりで昼食をとられていました。

1日目(夕食)高塚小屋
楽しみにしていたカレー。初日ここまで6時間 の歩きで、二人とも疲労常態。思ったより 食欲がなかったため、カレー、ごはんともに 余った。玉子スープは水不足のため中止。 高塚小屋には水場がなく、縄文杉から少し 降ったところまで行かなければならないため 断念。水場までは往復10分程度。大き目のペット ボトルがあれば水汲みは一度ですむので 便利です。

2日目(朝食)高塚小屋
予定していたコーヒー、カップラーメン、 クイック切餅、コーンスープすべてキャンセルです。 水を必要とするものは水場まで往復10分が ネックとなりました。それより一夜明けて 膝が唸っていました。食欲も余り無かった ためカロリーメイトなど喉通りの良いものに 変更。

2日目の昼食は殆んど食べていません。 多量の汗で、水が主食のような感じでしたが、 時折口に放り込む行動食は疲れた身体には 糖分も塩分も染み込むように吸収され、 エネルギーに変わるのが実感できます。 一粒のアメで元気になるのが不思議なくらい 体感でき、山歩きの醍醐味発見といった 感じでした。

慣れないせいか、行動食をとる時に、 いちいち荷物を置いてファスナーを あけて取り出して、、、という過程が 面倒に感じてしまいました。 行動食をもっと身近に摂取する知恵が あれば良かったのですが、、、。 今考えれば専用の容器に予め好みの ものをミックスして入れておいて、水分 補給用のペットボトル横あたりに 収納しておけば良かったかなー。







第一展望所
新高塚小屋からは20分程度。標高1580mの第一展望所に到着。天候に恵まれれば宮之浦岳や翁岳が一望できる。また、森林限界に近づいているせいか古存木などの屋久島特有の奇観を拝むことができる。眼下にはスギを中心とする森林が広がり、ヤマグルマ、ハリギリ、ヒメシャラヤマボウシなど温帯樹林を観察することができる。