屋久島縦走-宮之浦岳ヘッドロック
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屋久島の水場
屋久島の水はとにかくうまい。乾いた身体に染み渡るようです。 水量も豊富で、次から次へと補給する人の波。屋久島の水場では最も豊富な水場といえるかもしれません。


屋久島縦走-ウィルソン株
屋久島地図


屋久島登山・ウィルソン株 標高1030m。 翁杉から30分程度。若干スケジュール的には 押してきたようで、疲労の色は隠せない。もののけ姫の森でも 書いたが、ウィルソン株の美しさもそれに劣らない、神がかり的な 高貴な雰囲気が漂う。目に飛び込んでくるような、 一瞬で記憶に刻まれる「絵葉書」のような美しさだ。

屋久島登山・ウィルソン株 幸い、私たちが到着した時は誰も登山客がおらず、 ひっそりとした感じだった。そのせいかここまでの 疲労も合間って恐々とした雰囲気も漂う。

屋久島登山・ウィルソン株内部より見上げる 内部から天井を見上げる。

ウィルソン株の 内部には祠が祀ってあり、少量の水も流れている。なんとも 神秘的な趣だが、その昔、山の木こり達が崇拝し続けてきた 老木は、ごつごつとした木肌と薄暗い内部で、 とても感動的とはいえないが、上部に見える周囲の木立が 陽射に照らされすくすくと天高く聳える。

ウィルソン株が伐採されたか、風災で倒れたかは定かでないが、 もし健在であったとしたならば、このあたりの 生殖分布も少し変化していたのだろう。 兎に角、日陰の小杉は 短命の一途をたどる弱肉強食の屋久杉の生態系で、 ウィルソン株の周囲に与える陽射しは計り知れるものでは 無い。

それを知ってか知らずか、ウィルソン株の周囲には すくすくと聳える小杉たちが老木を労うかのように 一際ウィルソン株を際立たせているのだ。 しばらく休息をとった後、 失礼します。と黙礼し、ウィルソン株を後にした。

屋久島登山・ウィルソン株に祀られた祠 内部にある祠。神秘的な雰囲気が漂う。

屋久島登山・ウィルソン株内部には湧き水が流れる 内部の脇には染み出した湧き水が流れる。

屋久島登山・ウィルソン株







平石
平石岩屋から15分。平石(標高1710m)に到着。花崗岩が風化して平らになっているところだが、宮之浦岳アタックの最後の休憩所的な場所でもある。荷物を降ろしてしばし休憩だ。標高も1700mを越え肌寒くなってくる。今回レンタルしたレインウェアもやっと出番が廻ってきた。この辺りにくると天候も千変万化で、雲の通路を進む場面も多々あるので事前に羽織っておくと安心だ。