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屋久島のヤマビル
屋久島の西部には多くのヤマビルが生息しているが、特に湿った森林地帯 に生息している。ヤマビルは黒い4cm程度の体長をしており、動いている 姿はシャクトリムシのようである。ふだんは落ち葉などの下に隠れているが、 哺乳動物などが近づくと体を左右に揺さぶる習性がある。

個体数が多いところに足を踏み入れると、あちこちからシャクトリムシの ように足を目がけてやってくる。普通の登山靴と靴下をしっかり履いて おけば防ぐことができる。西部の花山歩道や大川歩道に多く見られる。
縄文杉〜宮之浦岳
屋久島地図

         
         
         
         
      白谷雲水峡  
      ●弥生杉  
         
      白谷山荘  愛子岳
   高塚小屋 縄文杉 辻峠    
 新高塚小屋 夫婦杉 大王杉 太鼓岩●    
    ウイルソン株    
第二展望所        
   大株歩道↑ 楠川分れ 小杉谷集落跡  
  平石     トロッコ道↑  
焼野三叉路       荒川登山口
宮之浦岳        
        荒川ダム
         
         
           尾立岳  
 黒味岳      太忠岳    
         
         
  淀川登山口  ヤクスギランド    

縄文杉〜宮之浦岳登山
縄文杉〜宮之浦岳登山
縄文杉 屋久島を訪れる人々を魅了してやまない縄文杉 標高1300mのやや急斜面に立つ。樹高25.3m、胸高周囲16.4mの 屋久島最大の杉。推定樹齢は7200年と言われる説も。樹形はゴツゴツして コブがいくつもあり、その迫力はまさに森の王者の風格。
10分
高塚小屋 縄文杉から約10分ほど登ったところ、標高1370mにブロック作り の高塚小屋がある。山小屋の中ではやや手狭で収容人員は20名程度 である。林間の隙間からは標高1235mの愛子岳を望む。
70分
新高塚小屋 高塚小屋から尾根筋を約70分登ると標高1500mにある新高塚小屋 に到着。登山道沿いはヒメシャラ、ヤマグルマ、ハリギリ(うこぎ科) などの高木とヤクシマシャクナゲ、ハイノキなどの中低木で、尾根まで大きな 屋久杉を見ることができる。
新高塚小屋は比較的新しい木造で中は2段になっていて、収容人員は 40名。周囲の植生にさほど変化はないが、ナナカマドやオオカメノキ なども見れる。
20分
第一展望所 新高塚小屋から約20分登ると、標高1580m地点に第一展望所が ある。大きな岩の上からは、宮之浦岳、翁岳等を望む事が出来る。 眼下にはスギを中心とするヤマグルマ、ヒメシャラ、ハリギキ、 ヤマボウシなど温帯の林相が観察できる。
20分
第二展望所 第一展望所から約20分登ると標高1620m地点に第二展望所がある。 第一展望所よりは開けた大きな岩から大パノラマを見ることができる。 空気の澄んだ日は種子島の宇宙センターも見ることができる。
この付近からヤクシマダケが現れ、スギも樹高がやや低くなり、白骨化 したものが見られるようになる。
30分
平石岩屋 第二展望所から約30分進むと、宮之浦川上流の谷と坊主岩が右に 見える。ここからなだらかな尾根づたいに登山道が続いており、見晴らし がよくなる。
10分
平石 平石岩屋から約10分で平石に到着。花崗岩が風化して砂状になって いる。ちょっとした広場みたいな感じである。この付近では ヤクシマシャクナゲが点在するほかは一面ヤクシマダケに覆われる。
30分
焼野三叉路 平石から約30分登ると宮之浦岳方面と永田岳方面の分岐点となる 焼野三叉路に着く。ここから宮之浦岳へは約30分、永田岳へは50分 かかる。
30分
宮之浦岳 焼野三叉路から約30分登るとそこは標高1936mの九州最高峰 、宮之浦岳。山頂は意外と広く30名程度はゆっくり座れる広さ がある。永田岳をはじめとする峰々や眼下に見下ろす眺望はすばらしく 特にヤクシマシャクナゲの咲いている季節の眺めは圧巻。至福の ひと時である。


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