平内海中温泉
平内海中温泉
心温まる温泉だー
屋久島を代表する温泉の一つですが、話のネタのために入ってみました。360度自然に囲まれ?て、見晴らしも抜群なのですが、廻りからもスケスケなのがひとつ難点です。これも自然の風景を壊さないよう地元の方々の配慮なのでしょう。
脱衣所もなく、衝立もありません。あるのはただ、ここから土足禁止と書いてある白線だけです。もちろん水着着用も不可です。
でも、屋久島を愛する人であるならばその訳はすぐに実感できるはずです。ゆるやかな坂道を素足で一歩一歩湯船に近づくにつれ心が自然と一体化して恥ずかしさなんてすぐに吹き飛ばしてくれます。
湯船につかり、空を見上げるとまるで屋久島の空を独り占めしたような錯覚を覚えます。お湯がちょっとぬるいな〜とか、岩でごつごつして痛いな〜とか、言ってるうちに、不平不満ばかり言っている自分に気づかされます。
そんなちっぽけな自分を捨てて、波の音を聞きながら空を見上げて湯船につかろう。あー気持ちいい。
平内海中温泉は、身体はあまり温まりませんが心はとっても温まる温泉でした。
≫≫平内海中温泉
屋久島には露天風呂、うち風呂合わせて6カ所の温泉がありますが、その中でもちょっと変わった温泉。
屋久島の南端に位置し、磯の中から湧き出ている温泉。平内から海岸へ進むと、硫黄を大量に含む温泉が、岩礁の中にいくつも湧き出ており、海面下にあるため、一日二回の干潮前後の5時間程しか姿を現しません。
その為、この干潮時しか入る事が出来ない。干潮時になると島の人たちや観光客の人々がどこからともなく表れ湯船に人が増えていきます。
屋久島に行く際には干潮の時間を事前にチェックされることをおすすめします。
入浴料金は無料。但し管理人さんが維持管理のために募金(100円程度)を求められている。
男女混浴だが、脱衣所等は設けられていないので、近くの岩陰などで着替えることになる。
温泉の見物人も来ますので、入るにはちょっと度胸が必要です。
泉質は単純硫黄泉でややぬるめ。
干潮時間は気象庁HPでご確認ください。