ブサキ寺院

ブサキ寺院
ブサキ寺院
ブサキ寺院はバリヒンドゥー教の総本山。アグン山の南麓、標高1000mの清涼な地に寺院が立ち並ぶ。ヒンドゥー教の3大神を祭る3つの寺院をはじめとする30余りの寺院の総称がブサキ寺院と呼ばれていて、ブサキ寺院という名前の寺院は存在しない。

 

ブサキ寺院の歴史は古く、8世紀にはすでに仏教僧の修行の地だったといわれている。6世紀のゲフレゲル王朝時代に王家の寺院となってから急速にその存在感を増し、バリ島に2万とも3万ともあると言われる寺院を一手に統括していて、人々から絶大な信仰を集めている。

 

観光に訪れる人も多く、ベモやレンタカーで賑わう駐車場から緩やかな傾斜の参道を歩いて10分程度で到着。まず現れるのが破壊と再生の化身シヴァを祭るプナタラン・アグン寺院だ。プナタラン・アグン寺院はブサキ寺院の中核となる寺院で、霊峰アグン山を背後に従え黒々とした割れ門が聳え立つ。

 

さらにその奥には11層の大門や9層や11層のメルなどがあり、格式の高さを示している。境内には入れないがヒンドゥー教の神々の彫刻が飾られた石段が割れ門まで続いていて、石段の上まで進むことができる。

 

寺院の周辺は石畳がしかれていて、ところどころからメルや堂が垣間見える。熱心に祈りを捧げる信者も多く見受けられる。ブナタラン・アグン寺院の内部は大きく6つに分かれており、中でも格式が高いサンガル・アダンは3大神の運座が置かれている。

 

ブサキ寺院
バリ島・ブサキ寺院バリ島・ブサキ寺院
さらに、プナタラン・アグン寺院の周囲には南西に創造の化身ブラフマを祭るキドゥリン・クレテッ寺院と北西に成長と守護の化身ヴィシュヌを祭るバトゥ・マテッ寺院がある。いずれも歩いてかなりの距離のところにあり、信者以外は入山することができない。併せてこの3寺院でヒンドゥー教の3大神を祭っていることになる。

 

ブサキ寺院には30もの寺院があることから、祭礼の数も多く執り行われる。ウク暦に従って行われる各寺院のオダラン(創立記念祭)だけでも年間55回にも及ぶ。そのため観光客も華やかな祭礼に出会う可能性も高くできれば午前中に足を運びたい。

 

ブサキ寺院へは、駐車場の脇の記帳所で拝観料を支払い、カメラやビデオの持ち込み料が別途要求されることもある。寺院を訪れるときは肌を露出しすぎない服装で。
ブサキ寺院