ブキツ・ジャンブル

ブキツ・ジャンブル
ブキツ・ジャンブル
スマラプラからアグン山を目指してブサキ寺院へと向かう道の途中にある景勝地で、山道を豊っていくと、途中で突然視界が開ける場所がある。ここからの眺めは神々しいもので、「神の階段」とも呼ばれるライステラスが眼下に広がり、はるか向うにはバドウン海峡が青く輝く絶景に出会える。周辺には数件の展望レストランも併設され、眺めの良い場所で食事をしながらゆっくりと小休止するのもよい。

 

■スマラプラから車で20分

 

ゲルゲル王朝とスマラプラ王国
16世紀イスラム勢力に追われたジャワ島のマジャパヒト王国がバリ島東部のゲルゲルに都を移した経緯があり、バリ島の伝統文化の絵画や彫刻、舞踊、音楽などの多くはゲルゲル王朝の宮廷文化に大きな影響を受けたものといわれる。

 

その後、王朝が分裂をはじめ、王はゲルゲルのすぐ北に位置するスマラプラに本拠を移しスマラプラ王国として国を治めようとしたがこれに失敗している。以後、バリ島は9つの王国が割拠する時代が来る。スマラプラ王国はゲルゲル王朝の直系ということもあって長い間支配してきたが、19世紀後半のオランダによる侵攻によって滅んだ。

 

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