ピミアナカス

ピミアナカス
ピミアナカス
王宮周壁の中にある11世紀初頭に創建されたピミアナカス寺院。王宮の正門である東塔門をくぐり、右側にミラミッド型の建物がみえる。正式名称はピミアン・アカーハといい「天上の宮殿」、「空中楼閣」という意味がある。

 

外観はラテライトの基壇を3層に積み上げ小さな祠堂がその上に載っている。祠堂の周囲にはバプーオンと同様に幅lm、高さ2m程の回廊が造られている。これらの王都の中心施設には、地上から仰ぎ見るという視覚を意識した構図になっていて共通点がある。

 

ピミアナカスは比較的規模が小さい。そのため近くに寄らないと迫力が感じられない。しかし、プノン・バケンの場合と同じように一部の王族が参加する儀式の場で、一般の人々は簡単には近づくことはできなかったようだ。

 

ピミアナカス周辺を散策すると、陶器などの破片が散在しているので足元には注意したい。

 

ピミアナカス ピミアナカス

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