トゥンガナン
トゥンガナン
バリ島内に数ヶ所あるバリ・アガの村のなかても早くから観光地化されているバリ島の先佳民、バリ・アガの村。バリ島内に数ヶ所あるバリ・アガの村のなかても、唯一のダブルイカットの産地として島内でも有名。南北600m、東西250m程の塀に囲まれた村は端まで見て歩いても1時間で廻れる。
トゥンガナンへは、チャンディ・ダサから車で10分/クタから車で2時間20分/デンパサールから車で1時間50分/南部リゾートエリアからは観光ツアーを科用するのが一般的。
塀に囲まれている村も珍しく、南側にある門から入る。観光客はここで寄付金を渡す。西側に四方が吹きぬけになった間口30mもある大きな建物があり、ここが大集会所バレ・アグンBaeAgungだ。
村のメインストリートは、大集会所の両脇をを南北に走る2本の道で、阻霊が降臨するという2つの参院がある。この周辺には村長の家やロンタール細工、アトゥー細工やグリンシンなどの実演販売所などもある。
市場はメインストリートから途中を東に抜けるともう1本同じく南北に走る広い道がありこの道の途中にある。大きさや造りもほとんど同じ長屋形式の素朴な家が並んでいて村の北のはずれには小学校や休浴場もある。
また、トゥンガナンは世界に名高い[グリンシン」の産地でもあり、バリ島内で唯一のクリンシン(ダブルイカット)が織られている。通常見られるイカットのほとんどは経か緯のどちらかに防染を施し、染めて織ったシングルイカットだが、この村で織られるクリンシンは織り上げるときに両糸の染色部分と防染部分をうまく利用して経と緯の両方に一部防染を施して染めて模様を織り出すという手の込んだものだ。
本の皮や葉など自然の素材が染色に使われ、1枚の織物が完成するまでには長い時間が費やされている。
クリンシンは村では災難から身を守る神聖な力があるとされていて、値段も最低でも1枚RP.100万、高級品ならば1枚Rp.600万以上する。