台北101
台北の空を突き刺すようなランドマーク台北101。 薄暮の紅色に染まった台北に悠然と立ちすくむ 台北101。ある時は空に浮かぶ閑雲をも突き刺す ような激しさをみせる。季節の風情に身を任せ色とりどりの 表情を見せている。 その勇壮な姿は未来の台北を見据えて いるかのよう。
2004年に台北のシンボルタワーとして建築されて以来、 台北の新名所として活躍している。高さ508mメートル、地上101階+地下5階は 世界でも屈指の高さを誇り、展望台からの眺望は台北市内を 一望することができる。
概要
台北101は、安全面にも配慮されており、壁面のガラスの強度は8トントラックが乗っても 割れない強靭さを誇る。また、紫外線や熱量も2/3をカットするなど、 近年叫ばれるエコロジーにも配慮されている。
杭は8本の巨大な柱で、支持層(岩盤)の下30メートルまでしっかり打ち込まれている。 27階から90階にかけて、逆台形をした8階分を一節として、8つの「節」が縦に連なる。 24階から27階にかけて、中国の昔の貨幣(乾隆通寳)をイメージしたオブジェが各方位に設置されている。
ちなみに、ここまで数字の8が多い理由は、中華圏において8は縁起の良い数字であるためである
台北101の主な施設
地下2階~地下5階: [駐車場]
5階~地下1階: 太平洋そごう(崇光)・ショッピングモール・レストラン(このフロアは、2003年11月14日に、ビル完成に先行して開業。)5階部に展望台エントランス
84階~9階: オフィス(おもに、金融関連・IT企業など)
86階・88階: レストラン
89階: 屋内展望台
91階: 屋外展望台
交通:最寄りである台北捷運(台湾MRT)の板南線・市政府駅より少し距離があるので、 無料の送迎車両がでている。将来、このビルの地下には台湾MRTの新線新駅(信義線・世貿中心駅)ができる予定。