台湾の地理
台北の地理については後述するとして、まず、第一印象としては、一年を通して「暑い」です。
夏場は言うまでもなく灼熱の太陽が炎天と化し、冬場は生暖かい温気があたりを漂います。ですから、台湾では湿気対策もあり、冬場でもクーラーを使用しています。ホテルや飲食店、タクシーといったあらゆる場所で、快適な湿度を保っています。
そのため冬場などは、ホテルで仮眠する際に、逆に寒くなる場合もあります。
街を歩いていると台北の人々の服装を見ることで、体感温度を知ることができます。夏場は私たちと変わらないのですが、冬場になると上着一枚分は違うようです。寒い土地から来た私たちはコートを羽織ることはないのですが、現地の人達は皆コートとマフラーは欠かせないようです。普段からの気候の差が体感温度の違いとなって現れているようです。
台湾は気候的にも亜熱帯と熱帯気候が同居していて、南北を分ける中間点に「台湾地理中心碑」がある。
埔里郊外の虎子山頂(555m)に立つ、台湾の地理的中心を示す標識で、東経120度58分25秒、北緯22度58分33秒の地点を表している。
阿里山などへ足を伸ばしたときはぜひ立ち寄ってみたい。また、阿里山鉄道に乗車すると、台湾の垂直分布を監察することができる。流れ行く列車の車窓から涼しげな風を受けながら熱帯植物からヤシやシダなどの熱帯雨林に生息する植物を監察することができる。このあたりの景色もよければ阿里山のページを参照いただき事前にチェックされておくと実際に風景を監察する際の一助になるかと思います。
台湾は、台湾島とその周辺諸島(澎湖諸島・蘭嶼など)、及び金馬地区と東沙諸島・南沙諸島から構成されており、面積は約35,980キロヘーホーメートルと九州程度の大きさであるが、縦に長い分日本の気候変動と良く似ていて、島国ながら奥深い情緒がある。
台湾旅行 シーズンと服装
北回帰線が島の真ん中やや南を通り、北半分が亜熱帯、南半分が熱帯。緯度的に中南部はハワイ諸島とほぼ同じで、ハワイとよく似た気候で、5月〜10月が夏季で毎日スコールがある。北部は12月〜3月は比較的雨が多い。
大陸からの寒波が襲来する時期を除いて日本の早春、晩秋程度の気温でそれほど寒くない。ただし、3000m以上の高山では南部でも1月〜2月に積雪をみる。7月〜9月は日本と同じく台風シーズンである。
旅行にいいのは3月〜4月と10月〜12月で、台北では日中の最高気温が21〜25度、最低気温が14〜17度ほどで日本の5月、10月ごろの絶好の気候。高雄では最高気温は25度〜30度、最低気温が18度〜22度ほどで日中は半袖で過ごせる。南部は12月〜3月が最も涼しく旅行しやすい時期である。
北部では6〜9月、中、南部では5〜10月は夏服で過ごせる。ただし高原の観光地が多い上に平地でもクーラーが普及しているので、夏でも長袖は必要。阿里山など高地では朝晩はセーターが必要になる。