台北の朝食
台北の朝はとても賑やかだ。それもそのはず、朝からあちこちの食事処で朝食を食べる人がとても多い。豆乳に雑炊、台湾式の卵焼きなど、火照った身体にはとても食べ心地が良い。あっさりしたものばかりなので、腹持ちはあまり良くないが、熱い台湾ならではの食文化でもあるのだろう。
長期滞在する時など、朝の散策と併せて楽しみの一つでもある。
台湾の料理は中国4000年の歴史と同じ長い歴史を持ち、老子によれば「天下の味五つあり」といわれ、また「五滋六味」とも「七味」ともいわれる味、香、色、スタミナの4大要素をすべて備えた世界に冠たる味覚の王者である。
中国料理は広い中国大陸の各地方の料理の総称でひとつではない。5大菜といわれる北京、上海、広東、四川、湖南各省、各地方の料理があり、四川、湖南料理にはそれぞれ4000種もの料理があるという。各種中国料理がおいしく食べられるのが台湾だ。
台湾の食事
台湾料理も星の数ほどあるが、やはり定番の家庭料理に個人的には軍配が上がる。酸辣湯サンラータン(写真左)と大根餅(写真右)だ。
台湾ではとても一般的な食べ物で、庶民の空腹を手軽な料金で満たしてくれる。最近では日本の某外食チェーンもメニューとして取り入れているくらい、日本人にもなじみやすい味となっている。
酸辣湯は片栗粉と酢をベースに季節の野菜をふんだんにつかった料理で、とろ〜としたスープに野菜が絡まって、お酢の酸味とマッチして口の中で深〜い味わいが広がる。
決して高価な食材は使用していないのだがその食べ応えは小銭で食べるには十分で、庶民の味として定着している。お金をかけないで料理する、知恵と工夫が盛り込まれた一品である。消化も早く、ヘルシーで女性にも大変人気がある。
大根餅は、最初に食べた時は具材がわからなかった。食感は餅のような感じだが、ちょっと違うなあ。なんとも不思議な味だ。そんな印象だったが、そのうち病み付きになり、台北に行く度に必ず食す一品となった。
上記の2品は、屋台や食堂、空港等等、その他いたるところで食べられるのが魅力だ。癖もなく、とても食べやすく美味しいので、是非お奨めです。
臭豆腐
臭豆腐(写真左)読んで字の如くで、凄まじく臭い珍品。
士林夜市のページでも 紹介したが、辺り一面この臭いで覆われるようだ。台北の人はこれが 病み付きになるというが、私も一度チャレンジしてみたが、 完食には及ばなかった。
クーチンサイ。(写真右)中が空洞になっていて、シャキシャキ した食感がたまらない。台北料理を食べに行くと必ずといって良いほどコースの中に 盛り込まれている。メイン料理が来るまでこれをつまみに台北ビールで乾杯。生姜や ニンニクなど、味付けは多種。
台北-深坑老街の臭豆腐
木柵站から歩いて数分の処に豆腐の街「深坑」がある。 もともと台北でも小さい町であったのだが、例の臭豆腐で 見事に町おこしに成功した場所である。
街のシンボルでる大樹が2本。この木と共に街の発展 が今日まで続いています。起点となる大樹から通りに面して 両サイドに豆腐店が立ち並ぶ。士林夜市のページでも 綴ったが、独特の異臭がふわふわと風に吹かれて漂っている。 でもこの異臭を放つ臭豆腐も賛否両論あるようで、好きな人は 病み付きになるらしい。だからこそこの豆腐の街「深坑」も 今日まで繁栄の一途をたどっているのだろう。
台湾全土に名を轟かせた豆腐の街「深坑」。 動物園の帰りに是非立ち寄ってみてください。 きっと臭豆腐が極められるでしょう。
蓮霧(レンブ)
台湾を代表するフルーツの蓮霧(レンブ)。(写真左)
フルーツ天国の台北にあってもっともポピュラーな果物である。シーズンにもなると露天の屋台には山のように盛られて、あちこちで売られている。
食感は見た目リンゴを想像するが、そこまでは硬くはない。サクッとジューシーな果汁が口の中で広がり喉の渇きを癒す。ほどよい甘さは何個でも食べられそうです。
個人的にはこの蓮霧レンブが一番好きで、旅先では必ずバックの中に忍ばせています。これは実体験からですが、旅行中は生活のリズムが狂い、通じが悪くなる事がありますが、この蓮霧を食べておけば、まず便秘になることはありません。ですが、くれぐれも食べ過ぎには注意が必要です。
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