アック・ヨム
アック・ヨム
西バライを訪れたら必ずといってよいほど立ち寄るスポットで、 アンコール遺跡エリアの中にあるピラミッド式の寺院としては最も古い歴史をもつ。
西バライの湖畔南側に位置し、西バライ建設のため大部分が湖中に沈んでいるといわれ、 ゆえに、アンコール地域に都が移される前の王都が、ここに造られていたと考えられる 神秘的な遺跡だ。
構図は少し変わった造りになっていて、 レンガだけを積み上げて造られた3層のピラミッドの上に 祠堂の一部が残っていて、祠堂の頂部に残る祭壇の下には、井戸のように穴があいていて 聖水が中に流れ込む仕組みになっている。
遺跡はかなり老朽化しているが、その仕組みを探ることは十分に可能。 周辺は子供たちの格好の水浴び場にもなっていて、放牧された牛たちと 戯れる姿かほのぼのしい。