準備その2登山用具
登山用具ですが、これが一番頭が痛かったです。とにかく登山用具はしっかりしたものばかりで、値段がとにかく半端ではありません。一つ一つのアイテムを揃えていくと、目が飛び出るくらいお金がかかります。ですから基本的にはレンタルをお勧めします。頻繁に山行をされる方は自分の好みに合った用具を購入するのも楽しみの一つですが、初心者の方で屋久島縦走をチャレンジされるのであればレンタルで十分だと思います。
屋久島で登山用具のレンタルは数箇所ありますが、宮之浦港入口バス停前にある屋久島観光センターが便利です。宮之浦港からも徒歩で5分のところにあり、道向かいには白谷雲水峡行きのバス停もあります。1階の物産館の奥にレンタルブースがあるので、そこで必要なものを揃えてレジカウンターで料金を支払い、必要書類に記入します。その際、身分証明書が必要になりますので、事前に免許証など容易しておきます。レンタルは2泊3日の日程になっていますので、下山した後に返却するとOKです。
まずは、どんな用具が必要か?また、どんなレンタルがあるのかなどを下記の表にまとめてみました。
屋久島でレンタルできる登山用具
※料金は変更の場合があります。
登山用具 | レンタル | 料金 |
トレッキングシューズ | ○ | 1000 |
GORE−TEXシューズ | ○ | 1500 |
レインウェア(上下) | ○ | 1000 |
レインウェア GORE−TEX | ○ | 2000 |
登山用スパッツ | ○ | 500 |
リュックサック | ○ | 500 |
登山用ストック | ○ | 500 |
縦走用リュック 45リットル | ○ | 1000 |
登山用シュラフ 1人用 | ○ | 1500 |
シュラフ | ○ | 500 |
マット | ○ | 300 |
ガスバーナー ガス別 | ○ | 500 |
ガスランタン ガス・マントル別 | ○ | 500 |
調理器(各種) | ○ | 500 |
上記が屋久島観光センターでレンタルできる登山用具です。どれも手軽な料金でレンタルできます。これらを購入するとなると、レンタル料のだいたい10倍程度の金額がかかります。その他にも必要な用具がありますが、実費で購入することになります。実際に私が屋久島縦走で携行した用具を紹介しますので参考にされてください。(※二人分)
料金は息子の分も含めて掲載しています。
実際に使った登山用具
※料金は変更の場合があります。
登山用具 | レンタル/購入 | 金額 |
GORE−TEXシューズ | 購入 | 15000円 |
トレッキングシューズ/息子分 | ○ | 1000円 |
レインウェア GORE−TEX(二人分) | ○ | 4000円 |
縦走用リュック 46リットル | 購入 | 21000円 |
ザックカバー | 購入 | 3800円 |
登山用ストック(2本) | ○ | 1000円 |
登山用ストック(2本) | 購入 | 10000円 |
登山用シュラフ(二人分) | 購入 | 7000円 |
GORE−TEXテント | 購入 | 58000円 |
ロープ | 購入 | 105円 |
小型扇風機 | 購入 | 420円 |
エアーマット | 購入 | 2000円 |
イワタニカセットガスジュニア | 購入 | 3150円 |
イワタニカセットボンベ(大) | 購入 | 398円 |
グローブ(二人分) | 購入 | 1000円 |
調理器(鍋1つ) | - | - |
帽子(キャップ) | - | - |
ヘッドライト(二人分) | 購入 | 4200円 |
時計(ストップウォッチ付) | 購入 | 105円 |
コンパス | 購入 | 105円 |
速乾性のシャツ×4枚 | 購入 | 2100円 |
フェースタオル | - | - |
下着(着替え用) | - | - |
登山用ソックス | 購入 | 1000円 |
上の表で解かるように、今回息子との二人縦走だったので、2倍かかった用具もあり、結構大変だったです。調べているうちにだんだん欲しくなって衝動買いとかもあり、後の祭りとなってしまったものもあります。やはりレンタル中心がいちばん賢い準備なのではないでしょうか。
中でも一番迷ったのが登山靴でした。登山靴も一応事前にチェックしに行ったのですが、どの靴もがっしりしたものばかりで、通常のジョギングシューズなどに比べるとかなり重いものばかりでした。重い靴は普段から履きなれていないので、縦走中に重さが負担にならないかと思い、靴底が登山靴に似たグリップのしっかりしたものなどを出来るだけ軽いシューズで探したりもしました。レンタルも考えたのですが、はき慣れない靴は足に負担がかかったりするので、やはり履き慣らした靴でないと、、、。
登山靴購入
迷って迷って迷ったあげくに登山靴買いました。まずは履き慣らすのが肝心と、2週間前に購入し、練習用の里山に履いて行くようにしました。屋久島縦走でつくづく感じたのですが、登山靴こそ一番に揃えておくものだと痛感しました。屋久島縦走では、岩場や悪路が多く、ハイカットの登山靴は足首を固定し、衝撃を吸収し、捻挫やケガなどから守ってくれますし、第一疲れにくいです。重みも初動に力はいるものの逆に推進力はその分増します。重心も安定し、スムーズな走行が可能になりました。
レインウェア GORE−TEX
これは購入するとなると1着2万はしますから雨が降るか降らないか解からない状況で、普段から利用価値も少ないので、レンタルで決まりです。通常のレインウェアもレンタルでありましたが、軽さの分こちらを選びました。しかし、当日は天候に恵まれ殆んど利用することはありませんでしが、宮之浦岳頂上付近で、霧が出て肌寒かった時に使用したくらいでした。
登山用ストック(2本)
これは杖のようなもので、T字型のものとI字型のものがあります。あくまでも好みですが、I字型のストックが慣れていたため、息子の分2本がレンタルです。急な斜面や階段などは脚力だけじゃなく、上半身の力も加えて登れます。また、降るときなどに膝の負担などを和らげます。
登山用シュラフ
ようするに寝袋です。テントや非難小屋で使用します。夏季だったので、朝方までは敷布団として使用し、朝方少し寒くなり着用した程度です。しかし、必要ないということではなく、悪天候の場合などもありますので必需品となります。ホームセンターなどで販売されている980円程度のものでも十分です。(ただし、収納にはスペースをとります。)
GORE−TEXテント(ゴアライトX)
宿泊用のテントです。これはかなり悩みました。屋久島縦走では、白谷小屋や高塚小屋、新高塚小屋などの非難小屋があります。ピーク時以外であれば非難小屋で宿泊するためテントはいらないのですが、8月のピーク時は利用者も多く、先着順でスペースを確保していくので、私たちの今回の計画で行くと、高塚小屋への到着が夕時になるので、テントは多分必要になるだろうということで購入。レンタルがあればそれでもよかったのですが、やはり軽さ重視で、衝動買いでした。
イワタニカセットガスジュニア
調理用のガスコンロです。これは軽量かつコンパクトで重宝しました。普段から利用頻度もそこそこあるので購入です。通販でも販売していますが、近くのホームセンターなどでも販売しています。
登山用ソックス
通常のソックスと違い、足底の部分に滑り止めのゴムが加工されています。これを履いておくとシューズにフィットしてとても歩きやすいです。必需品ですね。