屋久島縦走-楠川分かれ
辻峠から1時間弱。標高720mの所にある、楠川分かれに到着。やっと荒川登山口からのルートと合流だ。白谷雲水峡入口からは3時間半弱。荒川ルートとは異なり、険しい悪路を一山越えてきた。縄文杉までの白谷雲水峡ルートが上級コースとされる所以が体験してつくづく痛感させられる。それとともにひとまず安心してほっとする。
ここからのルートは沢山の人が利用するコースで、なんだか同じ目的をもった人がいるということは心強いものだ。
午後1時22分、時間的にここからの登りは日帰り客はいないため、息子と二人だけの場面が続く。トロッコ道は意外と歩きやすく、殆んど平坦なため距離を稼ぐには絶好の区間となる。大株歩道入口まではおよそ80分。まだまだ足取りもかるい。
屋久島・楠川分れの案内板楠川分かれから大株歩道入口までの中間点あたりから日帰り客の復路とすれ違いだします。5人程度のパーティーから15人程度のパーティーまで様々だ。すれ違う先頭を歩くのはたいていガイドさんだったりするので、登りを優先して道を開けてくれます。なんだか気が引ける思いだが、ありがとうございます。こんにちは!などと声をかけあいながらすれ違う。道を譲る際は斜面側へよけるのが基本のようだ。崖側へよけると危険極まりない。声を掛け合いながらすれ違う。お互いに力をもらい励ましあう。
屋久島登山でおなじみのトロッコ道楠川分かれから8分程度のところにある屋久杉で、樹高38.4m、周囲4.4m、標高750m、推定樹齢500年の巨木「三代杉」が現れます。近くには安房川が流れ、清音が素晴らしい。河原には6月〜7月にかけてサツキが咲き誇る。