鹿港

鹿港

00年前は大陸との貿易で、台南、鹿港、台北といわれるほど 栄えたが、廃港ですっかりさびれてしまった。しかし、当時 ここに集まった多数の大工、職人の技が現代でも伝統工芸品 のなかに息づき、狭い石畳の路地にはレンガ造りの民家が 立ち並んで、町そのものが博物館といった趣がある。

 

台湾で一番良質な太くて長い線香が干され、店先で提灯の 字を描く人など、懐かしい古き良き台湾が今も残っている。 心の落ち着く不思議な町である。

 

影化駅前からバスで45分。台中からバスで1時間30分

 

台湾民俗村

失われ行く台湾民俗の歴史や文化を残す目的で、52haの広大な敷地に 台湾各地に散在していた有名建築物10棟余りを移築し、各時代の 町並みを再現したもの。遊園バスや牛車に乗り村内見学ができる。 民俗芸能文化の実演なども行われる。

 

影化駅前のバスターミナルから30分。シャトルバスも出ている。

 

昔の影化城西の丸が復元され城門が民俗村のゲートになっている。 城壁の上には清代の大砲12門が据付られている。まずは、素朴な 土壁造りや竹造り、石畳の家があったころの早期の家の中で 台湾民俗の技芸を見物しよう。

 

手作りの蒲団屋、そうめん屋、製紙屋、線香屋、竹細工屋、 茶屋、ビーフン屋、酒屋などで実演するとともに販売も している。建築では、土壁造りの三合院や竹造り農家、 赤レンガ造り四合院、鹿港空見えずの街などが移築や再現 されている。

 

日本統治時代の建物では、東京駅に似たバロック式の柳営 別荘貴賓招待所、屋根に8つの通風窓のある新北投駅舎、 木造日本式建築の斗六葵氏住宅・留月山荘などが移築 されている。

 

稲香閣では台湾各地の点心が食べられる。婚礼のパレード や吉祥舞劇団のショーが開催される。

 

鹿港民俗文物館

もと台湾随一の豪商の邸宅であった豪華な3階建てレンガ造りの ルネッサンス式建築を民俗博物館としたもので、清朝中期から 中華民国成立までの台湾の生活全般にわたる資料、写真、服装、 書画、骨董などを保存展示している。当時の書斎や居間も復元 されている。台湾の歴史に興味のある人は必見。

 

時間:9:00〜17:00
場所:影化客運バスターミナルから徒歩10分

 

天后宮

1683年、馬祖が生まれた福建省の天后宮から迎えた 馬祖の神像を祀ってある台湾本島最古の廊。台湾各地の馬祖廊 はこの鹿港天后宮から分霊したもの。精巧な彫刻がみごとで、 参拝者のたく香で黒光りしている。門前の夜市も見もの。
影化客運バスターミナルから徒歩15分