北投温泉
台湾-北投温泉
台湾近郊でお勧めの温泉はやはり北投温泉だろう。 膨大な湯量もさながら風光明媚な情景は秘湯を思わせる には十分すぎるくらいだ。
地熱谷では濛々と白煙を上げ、温泉に入浴しなくても 観光スポットしての存在感を見せている。
北投はタイヤル語「パッタウ」(巫女の意)が語源になっていて、 温泉ホテル、旅館など立ち並ぶ台湾最大の温泉郷だ。
ドイツの硫黄商人オーリーが発見したとされている。 その後、日本統治直後に大阪商人平田源吉がこの地に 最初に温泉旅館「天狗庵」を開業し、多くの温泉宿が 建てられた。
三方を山に囲まれた風光明媚な温泉で「台湾12名勝」のひとつ にもなっている。温泉街はうなぎの寝床のように細長く続き、日本式 旅館も残っている。温泉はバラエティーに富み、さまざまな症状 に効能がある。
観光プラン
台北から12kmと近いので、個人旅行なら台北の宿泊予定に入れると よい。ここはのんびり1泊してこそその真価がわかる。できれば 和風の旅館に泊まり、浴衣がけでくつろぎたい。
料理は中国料理だが、食事は部屋出しで、日本の温泉旅館では少なく なった情緒が味わえる。MRTで行くのが便利。帰りは景色の良い 陽明山へのルートをバスで走り、台北へ向かうのがおすすめ。
日帰りの場合は共同浴場か旅館でぜひ入浴してから帰りたい。
地熱谷
台北市内から手軽に行ける、新北投の2大温泉源で温泉街のほぼ中央にある。 濛々と白煙を上げ、90度の熱湯の沼を中心とした 地獄地帯で、周囲を1周する遊歩道がある。
北投文物館
旧日本軍士官クラブの純日本建築を利用したもので、 パイワン族のトンボ玉など少数民族の民芸品、や文物を 展示。茶芸館もある。
日本式共同浴場
北投最初の宿、天狗庵そばに100年近く前に建てられた、 日本式建物の共同浴場が「龍乃湯」で、大浴場のほか 、個室風呂も利用できる。泊まらずに日帰りする人は ぜひここでひと風呂あびていくとよい。早朝6:30から 午後9:00まで開いている。
北投温泉博物館
住所:台北市北投区中山路2号
電話番号:(02)2893-9981
営業時間:09:00〜17:00
休館日:毎週月曜・祝日