台湾-墾丁・蘭嶼
台湾-墾丁
フィリピンとの間のバシー海峡に突き出た 台湾最南端の恒春半島一帯が台湾最初の国家(立)公園の 墾丁だ。墾丁の名は壮丁(青年)を開墾に当たらせたこと からつけられた。エメラルドグリーンの海が広がるサンゴ礁 の海岸が60kmも続き、あらゆるマリンスポーツが楽しめる。
内陸には1200種もの熱帯植物が茂る墾丁公園もあり、 山と海が一体となった美しい風景が墾丁の最大の魅力と なっている。
高雄初の台湾汽車客運観光バスの利用が便利。 墾丁賓館で40分、墾丁公園で3時間、猫鼻頭で30分の休憩 があり、ゆっくり見物できる。高雄まで戻らず 墾丁で下車して翌日マリンスポーツを楽しむこともできる。
観光バスツアーは毎日出ている。所要9時間で各ホテル発。 安くあげるなら、時間がある人は休日意外は恒春までバス で行き、恒春バスターミナルから各見どころ行きのバスを 利用するとよい。時間がなければホテルからタクシーを 利用しよう。
墾丁公園
かつては海底であった海抜230m〜300mのなだらかな丘陵 に広がる435万m2の熱帯植物園。正式には「墾丁森林遊楽区」 という。冬でもカラフルな花々が咲き乱れ、蝶が舞い、 1200種類もの熱帯植物が繁茂している。うっそうたるジャングル を縫って遊歩道が複雑にめぐらされている。
根が地上に1m以上も張り出し四方に伸びる銀葉枝根や、太い 幹が空洞になっている樹齢300年の巨木、長さ137mの仙洞、 男性のシンボルの形をした石筍宝、迷宮林などの名所がある。
6階建ての観海廊の屋上展望台からはバジー海峡、太平洋、 台湾海峡を一度に眺めることができる。後方の中央山脈も雄大。 恒春からバスで25分。
墾丁海岸
青年活動中心から墾丁賓館分館まで約1km続く薄茶色の美しい 砂浜。さながらワイキキビーチを彷彿させるような眺望が 素晴らしい。コーラルグリーンの海に色とりどりの熱帯魚が 泳ぎ、台湾一美しいビーチとして有名。海水浴場は4月〜10月 がシーズンだが、落山風という冷たい風が吹く日以外は 年中可能だ。
大尖石山
海抜318mの墾丁のシンボル。牛肉や羊が草を食む墾丁牧場や 1300種もの熱帯植物が茂るジャングルを通る。山頂からは 墾丁の全景が一望できる。
墾丁から徒歩1時間30分。
オールアンピー
世界の船乗りたちから魔の海峡と恐れられるバシー海峡に 臨む台湾最南端の岬で、1882年に建造された高さ21.4mの 白亜の灯台が立っている。隆起サンゴ礁の海岸一帯は うっそうたる300種もの熱帯植物が茂る原生林の公園になっている。
園内を迷路のように散策路が入り組んでいる。灯台前から 緑の芝と熱帯樹を前景に青い墾丁の海、バックに聳える マッターホルンのような大生母山の眺めは素晴らしい。
恒春からバスで30分。