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地雷博物館
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地雷博物館
シェムリアップからアンコールへ向かう途中にある地雷博物館。
キリングフィールドとともに、クメール・ルージュ体制と内戦の恐怖が
ここにも残っている。
地雷というと通常、敵と戦う際の地上戦における武器であると思うが、
ポルポトの人種差別的な傾向から考えると、当時、プノンペンを掌握した
ポルポトは、新民族と旧民族とに分け、新民族として生活していた人々を
僻地へと追いやり、強制労働などの名目で千辛万苦を与えた。
こういった背景から考えると、ベトナム軍から攻撃を受け、ジャングルの
奥深くへ逃げ込むまでに仕掛けた地雷だけではなく、内戦における、
反ポルポト派を制圧する目的で仕掛けられた地雷が多くを占めているのでは
ないかと推測される。
現在の地雷博物館の館長は、ひにくにも、クメール・ルージュ(ポルポト派)と
戦うべく、ベトナム軍に13年間にわたって所属したアキ・ラー氏で、
地雷博物館を訪れる人々の寄付を、地雷除去の費用にあてたり、地雷によって
手足をなくした子供たちへの施しとしている。
地雷博物館
電話:012-630446
時間:7:00〜17:00
休み:無休
料金:無料(見学後少額の寄付を)
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