循環式水耕栽培
循環式水耕栽培装置(サイフォン式)の説明
上達ファーム研究所では循環式水耕栽培装置の長年の栽培経験から、より簡単に、よりシンプルにを目指し出来上がったのがこの循環式水耕栽培装置です。準備、管理、収穫、後片付けといったすべての作業を見直し、コスト面でもできるだけ安価になるようにしました。
前項で紹介しました土壌式水耕栽培の最大のデメリットでもある、毎日の水やりから開放され、酸素補給も循環式を用いているため根は最大の栄養分と酸素補給を行い、縦横無尽に張り巡らした根が大きく苗を成長させます。上達ファームでご紹介している循環式水耕栽培装置のもっともベースとなっているモデルです。
この循環式水耕栽培装置の特徴は、
- 通常の土栽培のおよそ1.5倍の早さで成長する。
- 土壌式水耕栽培より大きく育つ。
- 長期間液肥の補充が不要。
- 栽培槽をスペースに応じて増やせる。
- 苗の移動や入れ替えが簡単にできる
- 消費電力が少ない。
- 洗浄などの手入れが簡単
- 使わない時の収納が小スペース。
- 安価である。
循環式水耕栽培装置の特徴
土栽培のおよそ1.5倍の早さで成長 | 植物で一番大切な根をストレス無く縦横無尽に張り巡らせますので、植物は生き生きと成長します。 |
土壌式水耕栽培より大きく育つ | 植物に必要な栄養分と酸素補給を同時に行いますので、特に葉の成長に大きな違いが見られます。 |
長期間液肥の補充が不要 | 溶液層を追加することで、長期間の補充が不要になります。 |
栽培槽をスペースに応じて増やせる | 陽あたりの良い設置場所や窓際の形状に応じて、直線、L字、円などの様々な アレンジでレイアウトして設置することができます。栽培槽の追加も可能です。 |
苗の移動や入れ替えが簡単 | 苗は専用の栽培用プラコップ単位で育成しますので、収穫が終わった場所へ新しく苗を設置したり、 成長に応じた場所へ入れ替えるなどの計画的に栽培できます。出荷などを目的に栽培される場合 などに便利です。 |
消費電力が少ない | 循環ポンプ1台あたり3.9Wと非常に少ない電力で稼働します。24時間フル稼働で30円〜50円/月程度です。 |
洗浄などの手入れが簡単 | 栽培槽と栽培用プラコップは単体で独立していますので、洗浄などの手入れが簡単です。 必要な場所だけを洗浄できるため、通常の水耕栽培器具と比べ初期の液肥補充の必要がなく、 液肥の節約にもつながります。 |
使わない時の収納が小スペース | 栽培槽も溶液層もそれぞれ同じ形状の容器を使用しますので、重ねて小スペースで保管できます。 また、他の用途にも使用でき、収納などにも使用することができます。 |
安価である | 最低限必要な用具をシンプルに、そして最大限活用しています。決して高価なもだけが良いとは限りません。 |
水耕栽培を目的とした器具は世の中に沢山ありますが、上記のすべてを網羅した器具はあまりみかけないような気がします。確かに優れた商品もありますが、その分高価なものばかりで、逆に安価な物は栽培槽をスペースに応じて増やせたり、収穫したい野菜と育てたい苗を簡単に入れ替えたりといったフットワークの良さはありません。
「子供たちへおいしい野菜を」をコンセプトに考えたところ、より多くの方に使っていただきたい。そのためには誰でもが簡単に作成できる循環式水耕栽培装置の開発が必要となってきました。誰でも簡単に作成できるのであれば、器具や制作費を削減し、最低限必要なものだけを提供することで多くの子供達がおいしい野菜を食べられるのではないかと考えました。より簡単に、よりシンプルに、、。
循環式水耕栽培装置(サイフォン式)Lシリーズ
循環式水耕栽培装置の基本形ともいえる、サイフォン式のLシリーズのご紹介です。
こちらは、溶液層(10L)を2つ連結したもので、通常のものよりさらに長期間の液肥補充が
不要となりました。
また、連結した栽培槽にも排水口を設け、よりスムーズな循環を実現いたしました。レイアウトも自由に変更可能で、直線型、L字型、円型などの状況に応じて設置することができます。
栽培用のプラコップは最大48個セットすることができます。さらに、もう一つ追加・連結させるとにより72個の栽培が一度にできます。仕組みはサイフォン式の応用版となっていて、基本をマスターしておくと、こういった応用も可能となってきます。