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大分の日帰り温泉について
大分県内の日帰り温泉施設を全18のエリアで紹介しています。 気候温暖な大分県は全国でも屈指の温泉大国で、源泉孔の数は 5千余りあり、全国の源泉孔の2割近くを占め、全国でもトップ に位置する。豊富な湧出量は毎分約31万リットルでこれも 全国で第一位だ。中でも別府温泉は突出していて源泉孔2900と 大分県の温泉の半数以上を占め、湧出量は世界2位に君臨する。

そんな大分の温泉地だが、泉質ごとに様々なジャンルに解かれ 俗に言う「美人湯」として有名なところで、「明野温泉舞千花」 や日田市にある「せんらく温泉」、天ヶ瀬温泉郷にある「バラ湯」 などがあげられる。特に明野温泉舞千花は大分市内にありながら その圧倒的な風情と存在感で他を圧倒している。大人の湯殿という 形容詞が見事に当てはまる施設は、お湯だけに留まらず、 湯上りのテラスから一望する景色も堪能できる。

酸性泉や塩泉を好む人におすすめは、由布市にある「塚原温泉」や 別府明礬温泉「湯屋えびす」、杵築市にある「山香温泉風の郷」 などが上げられる。PH値が1.4の酸性湯をもつ塚原温泉は、 その独特の泉質から皮膚病に良いとされ、通常のレモンの酸味が PH3〜3.5であるため、いかに酸性がつよいかが伺える。また、 白濁した湯色を好む人は別府明礬温泉「湯屋えびす」がおすすめだ。

さて、温泉といえば露天風呂好きの人も多いと思うが、 広々とした露天風呂がたまらないという人に紹介したいのが、 九重にある「山恵の湯」や湯布院に広々とした露天風呂を有する 「夢想園」、別府観海寺温泉「いちのいで会館」などがある。 山恵の湯は九重連山の懐に広がる飯田高原にあり、広々とした 敷地内に数々のアイテムバスを備える。公園を散策するような 解放感すら覚えるくらいだ。また、由布岳を眺望する「夢想園」も 解放感ある露天風呂として異彩を放つ。広さだけでなく 風情ある趣が旅の疲れを癒し、くつろぎの時間とともに癒しの 記憶として残るだろう。また、別府湾や市街を一望する露天風呂 は「いちのいで会館」だ。コバルトブルーのお湯に浸かり、 別府の町並みを眺望しながらゆったりと湯船に浸かりたい。

秘湯や野天風呂といった野趣溢れる温泉を好む人も多い。 筆者もどちらかというとこのジャンルに属するかもしれない。 まず、秘湯というと別府にある3つの野天風呂が上げられる。 「鍋山の湯」、「ヘビん湯」、「鶴の湯」が有名です。 いずれも無人の温泉で、こよなく愛する人々によって 守られている。脱衣所や囲いなど無く、まさに自然と一体化 できる温泉です。温泉を愉しむというより自然を愉しむ といった趣を味わえます。また、九州一高い場所に存在する 温泉で、長者原登山口から2時間ほど歩いて登ったところに 「法華院温泉山荘」がある。標高は1303mのところにあるため 登山客にはこよなく愛され、疲れた身体を癒し続けている。 また、中津市にある「大勢温泉」では、地元の有志達で 守られている五右衛門風呂 がある。川のほとりに佇む 温泉は利用者のセルフでお湯に浸からなければならない。 利用料は無料だが、薪をくべ、お湯を沸かして入浴する システムで、アウトドアが好きな人などにはおすすめの 温泉です。

次に、混浴の温泉施設をいくつか紹介しておこう。男女 問わず混浴風呂には抵抗のある人は沢山いると思いますが、 混浴風呂ならではの雰囲気をもった施設がやはりどの県でも 生き残っています。女性の方にも現在ではタオルを着用 できるようになっていたり、敷居もだいぶ低くなってきている ようです。何より、男女の垣根を越えた崇高な世界が 混浴風呂には漂う。恥ずかしさなど微塵もなく、逆に 恥ずかしそうにしていると余計に注目を浴びたりします。 混浴風呂の良さというのはこれらの雰囲気に浸る喜び が得られることに尽きると思います。

さて、話がそれましたが、長湯温泉にある「ガニ湯」。 ここはガイドブックなどでもたびたび登場し、あまりにも 有名ですが、芹川のほとりにある野天岩風呂です。 現在では長湯温泉のシンボル的な存在になっていて、 服を着た観光客などが湯船近くまで見学に来たり、 河畔の温泉宿から丸見えのため、日中の入浴は困難ですが、 早朝や、夜なら入浴できるでしょう。また、 由布院にある「下ん湯」は共同の混浴風呂で、地域の 人々が日常的に利用されています。日帰り温泉 の醍醐味でもある、地元の人とのふれあいも でき、風情ある混浴風呂です。九重にある「壁湯温泉」や 天ヶ瀬温泉にある共同露天岩風呂も有数の場所といえます。 野趣溢れる混浴露天風呂で、天ヶ瀬温泉の玖珠川のほとりに ある共同露天風呂は、仕切りは無く、川上と川下で男女を とりあえず分けて入浴するなど、アバウトかつユニークな 旅情が味わえます。

以外に多いのがレトロな温泉ファンです。温泉通も 突き詰めれば鄙びた温泉宿や、共同浴場、泉質だけのシンプルな 温泉や、故事来歴諸説あるような文化遺産的な温泉など、 いずれも長い年月人々を魅了し続けてきた温泉が一番と 思われる人も多いです。温泉に浸かるだけでなく、歴史に 浸かるみたいな、思いを馳せるような温泉です。こういった 温泉は時代がどう変わろうとも不変の強さをもっていて、 各温泉地のシンボル的な存在になっています。 別府温泉にある共同浴場「竹瓦温泉」や長湯温泉にある 「ラムネ温泉」、鎌倉時代から湯治場として 栄えた温泉地「湯平温泉」などがある。 明礬温泉にある「湯の里」では青粘土を温泉蒸気で蒸して作る湯の花の製造法は 国の重要無形民族文化財にも指定されている。

様々なジャンルで大分の温泉を紹介してきましたが、 この他にも名湯、秘湯が数多く点在する大分県。 大分県の日帰り温泉に「大分/日帰り温泉WEB」が少しでも 役立っていただければ幸いです。最後まで読んで頂ありがとう ございます。ごゆっくりご覧ください。


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