アンコール遺跡西部・郊外記事一覧

西バライ東西8km、南北2kmの規模の大貯水池で、スールヤヴァルマン1世によって造営された。 バプーオン寺院からの眺めや、西メボンからの眺めが有名。 アック・ヨム寺院から堤防に向かった排水口の近くから船が出ているので、比較的容易に アクセスできる。アンコール遺跡・西バライ アンコール遺跡・西バライボートは十数人乗りで、概ね人数が集まり次第出航といった感じだ。定期的に決まった時間では 運行されていな...

アック・ヨム西バライを訪れたら必ずといってよいほど立ち寄るスポットで、 アンコール遺跡エリアの中にあるピラミッド式の寺院としては最も古い歴史をもつ。西バライの湖畔南側に位置し、西バライ建設のため大部分が湖中に沈んでいるといわれ、 ゆえに、アンコール地域に都が移される前の王都が、ここに造られていたと考えられる 神秘的な遺跡だ。構図は少し変わった造りになっていて、 レンガだけを積み上げて造られた3層の...

バンテアイ・サレム環濠と高塀で囲まれた砦の名にふさわしい重厚な外観が印象的。 バンテアイ・サムレは「サムレ族の砦」という意味を持ち、サムレには入墨という意味もある。 バイヨン形式のつくりになっていて、回廊に囲まれた中に中央祠堂が建ち、 その回廊の周りをテラスが取り囲んでいる。また、中央祠堂には拝殿が付属しており、その拝殿は東塔門と近接して配置されている。 その東西の塔門は分離して造られており、周壁...

バンテアイ・スレイシヴァ神とヴィシュヌ神に捧げられたバンテアイ・スレイ. 当時のアンコール王朝摂政役の王師ヤジュニャヴァラーハの菩提寺として建設され、 「女の砦」の意味を持つ寺院。外壁は赤色砂岩とラテライトの色彩に彩られ、周囲、約400m。 屋根の一部にはレンガも使用された美しい遺跡である。 「東洋のモナリザ」と呼ばれる優美なレリーフがあることでも有名。この寺院の見所は、見事なまでにラテライトと...

プノン・クロムアンコール遺跡群から離れたトンレサップ湖畔にある。プノン・バケン、プノン・ボックと同様に、ヤショーヴァルマン1世によって造られた丘上式の寺院である。ヤショーヴァルマン1世は、都をロリュオスからアンコールに移し、 800余年に渡るクメール王国の礎を築いた王。4方向に楼門がある。ラテライトに囲まれた中央に、ひとつの基壇の上に載った3つの祠堂がある。そのレンガ造りの祠堂にはヒンドウー教の三...

ロレイシェムリアツブから国道6号線を南東に13km行ったあたりがロリュオス遺跡群がある。 かつて、790年頃ジャヤヴァルマン2世が礎を築いたとされ、 インドラヴァルマン1世が本格的な造営をはじめ、その中央に、インドの聖山とされる須弥山を 模したバコン、王の両親に捧げた寺院プリア・コー、大貯水池インドラタターカの中心にはロレイが建立されている。ロレイはアンコール地域にある東西メボン寺院の原型であると...

プリア・コー「聖なる牛」という異名をもつプリア・コー。 インドラヴァルマン1世が両親のために建造したとされる寺院だが、 3体のナンディン像が並ぶことから「聖なる牛」プリア・コーと呼ばれている。ナンディンとは、ヒンドゥー教に伝わる、シヴァの乗り物で、乳白色の四足動物の守護神でもある。 乳海攪拌の時に生まれた牝牛スラビーと、聖仙カシュヤパとの子と伝えられ、 現在でもシヴァの寺院の前にはナンディン像が祭...

バコンアンコール遺跡を見て廻ると、フランス極東学院によって修復された遺跡が 数多く残されている。ここバコン寺院も同じように修復がなされた遺跡で、 それゆえに、その貴重さが伝わってくる寺院でもある。フランス極東学院とは、類学・考古学・建築学・歴史学・美術史・言語学・哲学・碑文研究などを専門とする、 フランス教育省の監督下にある科学的、文化的、専門的な公共研究機関であり、 アジアを中心に多くの遺跡を研...

トピック