バイヨン寺院の観光スポットアンコールの二大遺跡とも言われるアンコールワットとアンコールトム。バイヨン寺院はアンコールトムの中心的な役割を果たしたといわれる寺院で、アンコールワットが象徴的なものとしたらアンコールトムは実質的な王都ともいえる。バイヨン寺院でもっとも有名なのが、クメールの微笑みとも呼ばれている、中央祠堂をはじめ、塔の4面に彫られている人面像(バイヨンの四面像)である。見る人によってその...
バイヨン寺院記事一覧
バイヨンの神秘性アンコール・ワットからバイヨンヘと続く道上に建つ南大門(写真上)。勝利の門とも呼ばれ、かつての兵士たちが戦いに勝利し、この門をくぐったといわれる。バイヨンがあるアンコール・トム(大きな町)は8mのラテライトの城壁で囲まれ、周囲12kmの城壁内に、十字に主要道路が配置され、その中央に位置するのがバイヨン。王宮はそこから少し北にいったところにある。ゾウのテラスやライ王のテラスが有名だが...
バイヨンに見る宇宙観バイヨンの中にいるとなぜかほっとする気持ちになる。それはきっとどの位置にいても仏様の顔がやすらぎを与えてくれるからだろう。寺院のいたるところに四面仏があり、どの顔もやすらかな微笑をしているように見える。日本人にはなじみの深い仏教的な雰囲気が随所に垣間見れるからだ。アンコール・トムの中心にあるバイヨンは、メール山(須弥山)を象徴化していると言われる。メール山はは古代インドの神々の...
バイヨンのレリーフバイヨンの第一回廊のレリーフが見所で、バイヨンのレリーフはアンコールワットの宗教的影響を強く受けたものとは異なり、日常生活を切り取ったものや暮らしぶりが描かれている。また、チャンパ軍との戦いのシーンでも、よく見ると後方で女性や子供たちが料理をつくったり、運んだりしていて、家族ぐるみで戦争に参加しているようすが如実に描かれている。さらに、建築現場などにおいても、石材を運び加工したも...
バイヨンの回廊バイヨンの回廊は東西160m、南北140mの第一回廊にそのほとんどが集中している。12世紀の人々の生活模様が描かれていて、闘鶏、漁、炊事、狩り、将棋に相撲といったシーンが描かれている。東面にはチャンパ軍との戦いに赴く行軍やクメール人兵士の行軍などが描かれ行軍の列の後ろには食料運搬部隊か続く。座り込んでビンの酒を飲む人や、カメにお尻をかまれる人などコミカルなものもある。南面にはクメール...