東部リゾートエリア
東部リゾートエリア
アグン山を擁するバリ島東部にはバリ島の中で最も神聖とされる、カランガスム王朝の都アンラプラを中心に王朝時代の遺跡が数多く点在している。
それゆえに王朝時代の遺跡と注目度高いリゾートとも言われ、カランガスム王朝は16世紀にマジャパヒト王朝の貴族が築いたゲルゲル王朝から18世紀初めに分かれた王朝などがある。オランダの侵攻が19世紀に始まる前まではバリ島最大といわれるほどの繁栄をみせた。
しかし、オランダの支配下となった1895年には協力的な姿勢を示したということで、この地区の遺跡は壊されず残されている。西洋の文化も取り入れられたカランガスム宮殿などといった独特のみどころが残る。
バリ6大寺院の一つゴア・ラワ寺院などに代表されるスポットもよいが、チャンディ・ダサをはじめ、注目のマリンリゾートがこのエリアの最大の魅力となっている。南部リゾートよりもさらに青く澄んだ海が特徴。
産業はグリンシンの産地トゥンガナンやダブル・イカットの高級品、アムッをはじめとする天日干しの製塩法での製塩業などが盛んに行われている。
ロンボク島など周辺の島々へ行くなら、船が発着する港町パダンバイからが便利で、東部随一のリゾートであるチャンディ・ダサのほかダイビングボイントとして知られるトゥランブンヘもアクセス可能だ。主要地からシヤトルバスが出ているのでこちらも利用したい。
宿泊するなら高級ホテルから格安バンガローまで揃うチェンディ・ダサが便利だが、日帰り観光もできる。その他、マリンアクティビティが楽しめるプニダ島やダイビングスポットとして人気のアムッ、レンボンガン島へ足を延ばすと充実したプランが楽しめる。
東部交通の要衝となっているのがアンラプラで、アムッヘはバス&ベモステーションが運行。クリンシンの産地トゥンガナンヘ行くなら最寄りの町はチャンディ・ダサで車で10分程度。南部リゾートエリアからなら車をチャーターするか観光ツアーを利用すると便利だ。南部の玄関ロクサンバやパダンパイからクルージングやダイビングなどの船も運行している。