ウブドエリア

ウブドエリア
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州都デンパサールから北東へ約25kmバリ島中部の山岳地帯こ広がるウブド。天国への階段と称されるライステラスなど田園風景が印象的で、数多くの川が流れる環境は島でも有数の稲作地帯となっている。

 

観光地としても人気が高く、ラフティングが楽しめることで知られるアユン川では、渓谷沿いに、高級リゾートホテルが建ち並びしゃれたレストランやショップも増えてきている。

 

森と川に囲まれた芸術の村として有名なウブドが芸術家村として歴史を刻むのは、ウブドの王族チョコルダ・スカワティが19世紀後半に村の名声を高めるために各地から芸術家を集めたのに始まる。

 

1920〜30年代になると、国内外の両家や音楽家がアトリエを構え始めさらに注目を浴びるようになった。ネカ美術館にはバリの伝統絵画の数々を見ることができる。その他アートを展示販売するギャラリーが数多く点在し、一大芸術のメッカとも言わしめる。

 

また、バリ舞踊と呼ばれるレゴンダンス、ケチャダンスといった伝統芸能も盛んで、バリ舞踊に魅せられ、この地に住みついた外国人も多い。リゾートホテルは伝統的な建築様式を取り入れ、昔ながらの環境を壊すことなく自然に融合したデザインのものが多く、隠れ家的なリゾートとして人気が高い。

 

ウブドまでのアクセスは島内の主要な都市からシャトルバスが出ている。中心は村を東西に横断するラヤ・ウブド通りとこの道と交差して南北に走るモンキー・フォレスト通りで、充分徒歩で回ることができるが、ゴア・ガジャやイエヅ・プルなどの古代遺跡を巡るならレンタサイクルなどで十分散策できる範囲。

 

主な観光スポットは、サレン・アグン宮殿、モンキー・フォレスト、グヌン・ルバ寺院、ウブドの朝市、ウブドの美術館、ゴア・ガジャ、考古学博物館、プスリン・ジャガッ寺院、プナタラン・サシッ寺院、クボ・エダン寺院などがある。
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ウブドエリア記事一覧

サレン・アグン宮殿赤レンガのバリスタイルの建物が印象的なサレン・アグン宮殿。16世紀に建設されたウブド王朝の宮殿跡で現在もスカワティ王家の人々が暮らしている。サレン・アグン宮殿の庭には色とりどりの南国の花が咲き乱れ、ここでは毎晩のようにバリ舞踊が演じられる。南部リゾートエリアからの日帰りのツアーもあり、敷地内には、スカワティ一族の経営するホテルも隣接する。バリ島・サレン・アグン宮殿バリ島・サレン・...

モンキー・フォレストモンキー・フォレスト通りの南の突き当たりにある野生猿の自然保護区で、およそ200匹の猿が生息している。人口で売られているバナナやピーナッツなどの餌を持って入れば、間近に猿だちと触れ合うこともできるが、気性が荒いので、挑発したりにらんだりしないよう注意が必要。身の回りの携行品は一瞬のうちに奪い取られるケースもあるので要注意です。島中部にはこういったモンキーフォレストが数箇所あり、...

グヌン・ルバ寺院チュリツCerik川とウオスWos川とが合流する谷間にあり、美しい渓谷に囲まれた竹林の中にひっそりと立つヒンドゥー教の寺院。小さな寺院だが、実はここがウプドの発祥の地であると伝えられている。8世紀、ジャワ島の高僧・レシ・マルクンディヤRu51Markendyaがアグン山へ詣でようと数百人の信徒を連れて旅を続けていたとき、偶然にこの渓谷を発見し、その景観に魅了された高僧・レシ・マルク...

ウブドの朝市ラヤ・ウブド通りRayaubudに面した2階建ての巨大な市場では毎朝4時ごろから朝市(パサール・パギ)PasarPagiが聞かれている。果物、野菜、魚、肉、スパイスなどの荷物を積んだベモがひっきりなしに到着し降ろしたばかりの品物を囲んでの目利き合戦と値引き交渉が繰り広げられる。ウブドの人々の生活を垣間見ることができ、食材に加えて雑貨、花、供物、衣類など何でもありの市は活気に溢れる。お土...

ウブドの美術館バリ絵画の魅力は、その独特のタッチとモチーフにあると言われる。自然、人々の暮らし、宗教や伝統など日本にはない価値観が圧倒的な存在態となって観る人を魅了する。バリ絵画を観るならやはり芸術の村ウプドをおすすめしたい。村人すべてが芸術家といわれるこの村はバリ絵画の中心地ともいえる。それゆえに多くの美術館やギヤラリーが点在し、パリ絵画の歴史を学びながら、琴線にふれる絵画を堪能することができる...

考古学博物館ウブド周辺で発掘された出土品が展示されている考古学博物館。敷地内には4つの屋内展示場と池を取り囲むように造られた野外展示場からなる。特に見所は屋内展示場にある王族が使用していたとされる装飾品などで、ブロンズに刻まれたバリ島の古文書やサンスクリット語で書かれた石碑、土葬用の石棺などが必見。野外展示場には、巨大な石像や亀の形をした石棺などが展示されている。■場所:ウブド中心部から車で12分...

プスリン・ジャガッ寺院ブスリン・ジャガッは「世界の中心」という意味をもち、バリ島初期に栄えたブジェン王朝の中心的存在だった寺院。現在は当時の繁栄とは裏腹にひっそりとした佇まいで、細い道の奥に静かに鎮座するといった感じだ。ユニークなガネーシャ像が門の前に立っていて、入口の右手には闘鶏場があり、オダラン期間中には、約10日間にもわサたる大きな闘鶏が開催される。■プスリン・ジャガッ寺院■場所:ウブド中心...

プナタラン・サシッ寺院「ブジェンの月]と呼ばれる巨大な銅鼓が祭られていることで知られるプナタラン・サシッ寺院。ブジェン村の北の入り口に立つバリ・ヒンドゥー教の寺院だ。この銅鼓は青銅器時代を代表するもので、東南アジアの歴史的にも重要な遺品となっている。直径160cm、高さ186cmという大きさも一体鋳造の青銅製鋼鼓としては世界最大のものとされている。村人の振興も厚く、「フジェンの月」の前ては、毎日村...

クボ・エダン寺院現在はヒンドゥー教の寺院となっているクボ・エダン寺院だが、13世紀ごろに、大乗仏教の一派でバイラワ・ビマ派の寺院として創建されたのがはじまり。高さ3.6mの巨大なビマ像は寺院のシンボル的存在になっていて、「踊るビマ像」とも呼ばれる。その姿は恐々たるもので、手首や足首にはヘビがからみつき、死体の上に悠然と足を乗せた風貌から死の踊りを表しているといわれ異様な威圧感がある。ビマは『マハー...

イェッ・プル1925年に発見されたイェッ・プルはバリ島最古の遺跡の一つで、14世紀後半に造られたとされる。高さ2m、長さ25mほどの岩肌にレリーフがびっしりと彫られているのが特徴的で、モチーフは男たちが狩りをする姿や、しとめた獲物を持ち帰る姿など勇敢な姿が描かれている。どの場面も生き生きと描かれていて、バリ島にしては珍しく宗教色が薄いものとなっている。レリーフは全部で5つの場面に分かれ、一番奥にガ...