ボランティアとは、 もともと「志願者」「有志者」という意味を持つ言葉です。誰もが、自分でできること を自分の意志で周囲と協力しながら無償で行う活動のことをいいます。 |
ボランティアをやってみようと思ったら |
自分のことをよく知ろう ボランティアをしようと思うとき、自分ができること、やりやすいことを身の回 りから見つけてみましょう。特別な知識や技術を身につけていなくても、今持っ ている趣味や仕事、好きなことを活かせる活動があると思います。あなたにもき っと持ち味があると思いますよ。 |
活動することが決まったら… |
まわりをよく見渡して、自分が何をしたらいいのか考えてみましょう。 ボランティアには勇気と積極性が大切です。待っていても誰も指示して くれないかもしれません。勇気を出して、一歩踏み込んでみましょう。 そこには、きっと違った自分や世界が広がっていますよ。 |
気をつけること |
●ボランティアは、決して「〜してあげる」活動ではありません。この地球に共に暮らす仲間としての「協力者」です。感傷や哀れみの気持ちは禁物ですね。友達のような視点でお手伝いしましょう。 ●活動を続けていると、個人のプライバシーの問題を耳にしてしまうかもしれません。そんなときにも秘密は守りましょう。人として信頼関係を保つためにはあたりまえのことですね。 ●自分ひとりの考えでは、判断が偏ってきてしまいます。仲間やたくさんの人に相談しながら、力を借りながら、広い視野で考えていくことがよりよい活動に繋がっていくことでしょう。 |
活動を始めたら… |
ボランティアって、続けていくとたくさんの発見や喜び、充実感が味わえるものです。無理をせず、 自分のペースで長く続けてやってみましょう。いつかあなたの顔をみることを心待ちにしてくださ る方もいらっしゃるかもしれませんよ。 |
どんな活動をするか? ボランティア団体は特別な届け出はいりません。 まず、たくさんある活動のなかで「好きなことや得意な分野」「これなら長続きしそうだ」 「自分に合っている」ということを目安に活動内容を明確にしてみましょう。 |
一人でも、仲間とでも |
例えば道端に落ちている空き缶やゴミを拾ってゴミ箱に捨てる、拾ったゴミを自分の家に持ち帰りゴミの日に出す、 というようなことも立派なボランティア活動です。これは一人でもできることですが、仲間を集めて、自分の住む 地域や河原や公園のゴミ拾いをすれば、きれいになる場所はぐーんと広がります。 仲間と活動したいと思ったら家族や友人、知人に自分のやっていること、やりたいことを話してみましょう。 自分と共に活動にとりくんでくれる仲間が集まったら是非「NPOとは?…ボランティアってなんですか?」 を一緒に一読してみてくださいね。そして、一緒に活動をする仲間と自分達のボランティア団体としての具体 的な活動の内容等を話し合い確認し合いましょう。始めてから、こんな事はやりたくなかった、私の考えてい た事と違った、体力的または金銭的に負担が大きすぎた…などと、せっかく始めたのに人間関係のトラブルが 起こったり活動が続けられなくなってはもったいないです。 |
活動をみんなに知ってもらう! |
友人や知人のクチコミや活動案内のボスターやチラシを作ったりして、自分達を必要としてくれる個人 や団体の方々に呼びかけましょう。地域のスーパーや銀行などに自分達の活動をアピールしてポスター やチラシを掲示板に載せてもらいましょう。その他にはホームページで紹介したり、地域のボランティ アセンター等の情報誌に掲載依頼するのもいいでしょう。 |
活動の資金集め |
寄付を募ったりフリーマーケットなどを開いたりして、活動して行く中で発生する経費の自 己負担を少なくしましょう。 |
活動を安全に、安心してする |
ボランティア活動中の事故補償をしてくれる保険制度としてボランティア保険があります。 「NPOとは?…ボランティア保険」を参照してくださいね。また、行政や民間の助成事業など もあります。募集要件は団体によって違います。年1回程度募集期間があります。詳しい内容は 地域のボランティアセンターなどにお問い合わせ下さい。 |
みなさん、ボランティア保険ってご存知ですか?
この保険はボランティア活動中に怪我をしてしまった場合の損害保険と、
対象者など他人に怪我を負わせてしまったり、物を壊してしまったなどの賠償責任を負った場合
の賠償責任保険の二つの補償がセットになった保険です。
例えば・・・・ ・清掃ボランティアの活動中転んで怪我をしてしまった。 ・街頭募金ボランティア活動中、交通事故にあってしまった。 ・家事援助ボランティア活動中、訪問宅の花瓶を落として壊してしまった。 ・保育ボランティアの活動中、誤って預かっている子供に怪我を負わせてしまった。 ・活動中メガネを落として壊してしまった。 そんな時、こんな保険に加入しておけば安心してボランティア活動に取り組めます。 また、ボランティア活動行事用保険というのもあります。これはボランティアグループ、NPO法人が主催者となって行う行事活動中の主催者の責任を補償するもので、その行事の行われる期間中だけに掛けるものです。 お申し込みや保険料、詳しい説明は、お近くの社会福祉協議会にお問い合わせください。 |
NPOとは? |
NPOとは、 Nonprofit Organization又はNot-for-profit Organizatioの略で、「非営利」で、規約等がある民間組織を指します。 「美@nca」は内閣府認定の特定非営利活動法人です。 ボランティア団体ではなく、利益部分を目的としない組織と言うことであり、「無料」または「安く」サービスを提供する物になります。 しかし、その時に得た利益については、出資者等に分配するのではなく、次の活動資金となります。 NPOの活動は、強制されて参加するのではなく自発的な参加が大切です。 |
NPO法人には、
全国物と県単位のものに分かれます。県単位のものはその県に登録します。 全国物は 内閣府に登録します。 |
特定非営利活動法人になることができる団体 |
現在の法律により法人格を取得することができる団体は「特定非営利活動」を行うことを主たる目的とし、
次の要件を満たす団体です。 1.営利を目的としないこと 2.正会員(社員)の資格の得喪に関して、不当な条件を付けないこと 3.役員のうち報酬を受ける者の数が、役員総数の3分の1以下 4.宗教活動や政治活動を主目的としない 5.10人以上の正会員を有すること等です。 |
特定非営利活動とは? |
次にあげる12分野に該当する活動で、不特定多数のものの利益の増進に寄与することを目的とするものをいいます。 ■12分野 1.保健・医療又は福祉 2.社会教育の推進 3.まちづくりの増進を図る活動 4.文化・芸術又はスポーツの振興 5.環境の保全 6.災害救援活動 7.地域安全活動 8.人権の擁護・平和の推進 9.国際協力 10.男女共同参画社会の形成 11.子どもの健全育成 12.これらの活動団体の支援、連絡等 |
法人設立の申請の窓口 |
一つの都道府県内のみに事務所を有する場合は、その都道府県が申請の窓口になります。 二つ以上の都道府県に事務所を有する場合は、経済企画庁が申請の窓口になります。 定款等、定められた書類を揃えて申請。審査の結果、要件を満たしている認証されれば、法人格が取得できます。 この審査期間は、2ヶ月〜4ヶ月程度かかります。 認証されてから、2週間以内に法人設立のために、株式会社や有限会社と同じように登記手続きが必要です。 ここまでで終了した時点から、NPO法人としての活動となります。 |
設立認証申請のための必要書類 |
・設立認証申請書 ・定款 ・役員名簿 ・就任承諾書(役員全員) ・住民票(役員全員) ・宣誓書(役員全員) ・役員のうち報酬を受ける者の名簿 ・社員のうち10人以上の者の名簿 ・確認書 ・設立趣旨書 ・設立者名簿 ・設立総会議事録 ・会計財産目録(設立当初の) ・設立当初の事業年度の報告 ・当初年度の事業計画書 ・次年度の事業計画書 ・設立当初の会計収支予算書 ・次年度の会計収支予算書 |
NGOとは? |
NGOとは、 Non-Gavernmantal Organizationの略です。 国同士の取り決めによらない、民間の国際協力団体です。経済社会理事会が認めたこのような団体を 「国連NGO」といいますが、近年では地球規模のいろいろな問題の解決に非政府・非営利の立場 で取り組んでいる市民主導による国際組織ならびに国内組織を「NGO」と一般的に総称しています。 |
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