ジャワ島-観光マップ
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ボロブドゥール
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仏像配置と回廊のレリーフ
ボロブドゥールを大乗仏教の世界観のレプリカは3界に分けられる。 旧基壇は因果応報の場面を描いた160面のレリーフのある。 煩悩に満ちた世界、カマダトゥKamadhatu(俗界)を表し、 1300面のレリーフと432体の仏像のある現基壇から第4回廊までの の5層は、煩悩を超越したもののまだ形態にとらわれている世界で、 ルパダトゥRupadhatu(色界)を象徴する。

ストゥーパとその内部の仏像涅槃は、解脱の境地を象徴するアルパダトゥArupadhatu(無色界)を意味し、 ボロブドゥールの仏像やレリーフは、インドのグプタ王朝最盛期の芸術の正統の上にジャワ固有の地方色が加味されたもので、その芸術|生が高く評価されている。
ジャワ島・ボロブドゥール
 
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ボロブドゥール
ジャワ島・ボロブドゥール
 
ボロブドゥール
世界最大の仏教遺跡「ボロブドゥール」。 ジャワ島最大の観光スポットといっても過言ではないだろう。 三方を3000m級の火山に囲まれ、 南はプロゴ川と支流工口川が合流する、風光明媚なロケーションに たたずむ。

遠望する眺めはさながら半球形のストゥーパを彷彿させるが、 近づくにつれて、多様なレリーフに圧倒される。 インド文化と土地固有の文化が融合した建築様式は世界に類がないといわれ、 それゆえに訪れるものにとっては神秘的なものであり、 現在でもそのボロプドゥールの意味するものが何かは、未だに解かれていない謎 となっている。

ジョクジャカルタの北西42kmに位置し、敷地面積85万・のボロブドゥール寺院 観光公園TanTlanWisata Candi Borobudur内にある。 広大な敷地は園の東にある入口から寺院の階段の昇り口まで歩いて15分もかかる。 寺院は時計回りに各層を廻り、最高部のストゥーパまで進む。

なかでも見所は遺構の発掘、修復作業の様子を資料などを展示する考古学博物館だ。 その他オーディオビジュアル館、象園、ホテル、レストランなどの施設が点在していて 見所満載。開園は早朝6時からで、朝の涼しいうちに見て廻りたい。また、 園内には小型バスのビス・クレタが循環していて乗車可能。

歴史的背景と修復
建立当時の文書記録がないためどんな方法で、誰によって、どうして建立されたのかは解明されて いないが、1885年に偶然発見された二重基壇に見られるカウィ文字(古代ジャワ語)の書体から、 建立年代については紀元760〜850年の間と断定されている。

当時、中部ジャワを治め、仏教を信奉していたシャイレンドラ王朝のサマラトゥンガSamaratun収a王が建立したとの説が 有力で、10世紀の初めには中部ジャワの政治的状況により、完全に葬り去られた。

約千年もの間、度重なる火山の爆発と風化により、完全に火山灰と密林の中に埋もれていたボロブドゥールが 再び陽の目を見だのは1814年のこと。イギリス占頷下の、スタンフォード・ラッセル卿により発掘された。 その後、1967年インドネシア政府のボロブドゥール救済動議がユネスコで採択されると、 翌年現地調査が開始され、1973年から10年の歳月をかけ抜本的な大修理事業が行われ、1983年竣工した。

ジャワ島・ボロブドゥール ジャワ島・ボロブドゥール 寺院の構造
6層の下部構造と円形の3層の上部構造から或るピラミッド型をしていて、 3つの自然の小丘の表面に約5万5000個に及ぶ膨大な量の安山岩ブロックを積み上げて建造。 ムラピ山の安山岩を石材に、積み上げには接着剤を用いない空積みが行われている。

内部には空間がなく、外観の姿のみの構造である。 下から順に、第1層の台は1辺123mで、 工事の途中で補強した擁壁で、その背後には中部ジャワ様式の160面のレリーフをもつ旧基壇が隠れている。 現在は、東南隅に旧基壇の一部が露出していて、 基壇の二重構造がわかるようになっている。

第2層から上は幅約2mの回廊が4重に重なり、これらの回廊を接続している。 4層の回廊の生壁と欄楯にはジャータカ や仏教の経典などからなる1300面のレリーフと1212面の装飾レリーフが延々と連なっている。 上部には外側に面して432基の仏像鎮座している。

6層目から上は円形層となり、最後の方彩層は露壇と呼ばれる。 第1円壇には32基、第2円壇に24基、第3円壇には16基の透し格子の仏像 がある。

ポロブドゥールヘは、ジョクジャカルタ市内から車で約1時間程度。 ウンブルハルジョ・バスターミナルからムンティラン行きのバスで1時間弱。 ムンティランからボロプドゥール行きに乗り換え約30分程度。

ジャワ島・ボロブドゥール寺院観光公園 ジャワ島・ボロブドゥール寺院観光公園 ボロブドゥール寺院観光公園
■場所:バス停ボロブドゥール下車、徒歩10分
■電話:0293-788266
■時間:16〜18時(入場券発売は〜17時)
■料金:US$7、またはRp.6万(考古学博物館入場料、ビス・クレタ乗車料を含む)、ガイド料Rp.3万(日本語ガイドあり


周辺の遺跡
ジョクジャカルタからボロブドウールヘ行く途中に建立時期がほぽ同時期 と思われるムンドウッ寺院とパウオン寺院がある。 中部ジャワの現存の寺院の多<は東か西に面しているが、この2つの遺跡は 北西に面していてさらにボロブドウールと一線に並んでいるのが特徴。

ムンドウツ寺院
ボロブドウールの東約3kmにある大乗仏教の祠堂で、主房を 回廊が取り巻く。左に観世音菩薩の見事な 石仏三尊像安置されている。外壁の観世 音菩薩像、多羅女神、などの装飾浮彫りはヒンドゥー・ジャワ 最高傑作のひとつ。

ムンドゥッ寺院
■場所:ボロブドゥールから徒歩35分。車で5分
■時間:7〜17時
■休み:なし
■料金:Rp,2000

パウオン寺院
ボロブドウールの真東約1.8kmにある小祠堂。 主房内には特に何もないが、側壁の天樹の浮彫りは、ヒンドウー・ジャワ美術 の装飾モチーフの中で最も優美なものの一つとされる。

パウォン寺院
■場所:ボロブドゥールから徒歩20分。
■時間:7〜17時
■休み:なし
■料金:お布施






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ボロプドゥールの由来
名の由来には諸説あるが、サンスクリット語のvihara(寺院コンプレックス、あるいは僧院を意)からの 派生語と、バリ語のからの派生語の2語から成るという説が有力。 だとすると、ボロブドゥールは丘の上の僧院、あるいは丘の上の寺院コンプレックスという意味となる。
ボロブドゥール遺跡
ボロブドゥール遺跡は、中部ジャワの中心都市ジョグジャカルタの北西約42km、首都ジャカルタからは東南東約400kmに所在し、巨大なムラピ火山などの山々に囲まれた平原の中央に立地する。遺跡総面積はおよそ1.5万m2。高さはもともと42mあったが、現在は破損して33.5mになっている。

シャイレーンドラ朝の時代、大乗仏教を奉じていたシャイレーンドラ王家によって、ダルマトゥンガ王治下の780年頃から建造が開始され、792年頃に一応の完成をみたと考えられ、サマラトゥンガ王(位812年-832年)のときに増築されている

ボロブドゥールは、平原の中央にある径約50mの天然の丘に盛土のうえ、安山岩や粘板岩を積み上げてつくられている。寺院として人びとに信仰されてきた建造物であるが、内部空間を持たないのが際だった特徴である(エスペラント語版冒頭写真を参照)。

一番下に一辺が約115mの屈折した方形の基壇があり、その上に基壇と相似形をなし、やはり屈折した5層の方形壇、さらにその上に3層の円形壇があり、全体で9層の階段ピラミッド状の構造となっている。この構造は、仏教における三界をあらわしていると考えられている(詳細は後述)。なお、それぞれの高さの比は2:3を基調とし、全体で4:6:9の比によって構成されている。

5層の方形壇の縁は壁になっていて、各層に幅2mの露天の回廊がめぐらされる。方形壇の四面中央には階段が設けられており、円形壇まで登れるようになっている。

総延長5kmにおよぶ方形壇の回廊には、仏教説話にもとづいた1460面におよぶ浮彫彫刻レリーフが時計回りにつづいており、登場人物は1万人におよぶとされている。なお、外層、内層ともに四方に階段をもち、各面いずれも全く同形同構造で、どれを正面とするかわからない、幾何学的に均斉な構造となっている。

Wikipedia参照
ジャワ島・ボロブドゥール遺跡