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バコン
アンコール遺跡・バコン
 
バコン
アンコール遺跡を見て廻ると、フランス極東学院によって修復された遺跡が 数多く残されている。ここバコン寺院も同じように修復がなされた遺跡で、 それゆえに、その貴重さが伝わってくる寺院でもある。

フランス極東学院とは、類学・考古学・建築学・歴史学・美術史・言語学・哲学・碑文研究などを専門とする、 フランス教育省の監督下にある科学的、文化的、専門的な公共研究機関であり、 アジアを中心に多くの遺跡を研究している。

バコン寺院にはアンコールワットの造営のヒントになるつくりが幾つか残されている。 ピラミッド式の造営もその一つで、アンコール遺跡の中では最も古いピラミッド式 寺院でもある。

中央祠堂を中心にして、東西南北にそれぞれ塔門を配置し、それらを結ぶ周壁で囲まれている。 周壁内部には、レンガ造りの祠堂が8基、入口を祠堂に向けた建物、僧房と見られる長方形の建物などが、 意図的に計算され配置されている。

第三周壁の中央には、5層のピラミッド型の基壇の上に、紅色砂岩造りの祠堂が1基あるが、 少し離れてみてみると、中央祠堂の規模が、5層のピラミッド型の基壇より少し小さいのがわかる。 このことから、一度壊れたものを、後世に修復されたと見られている。

アンコール遺跡・バコン アンコール遺跡・バコン
また、第一層目の基壇に接続して楼門が建っており、その隙間から中央祠堂をのぞいて 見てほしい。見事なまでに額縁に縦横はめ込まれた中央祠堂が確認できるはずだ。 このような造り、表現の仕方もアンコールワットに採用されていて、 神秘的な中央祠堂へ向けての一つのアプローチとなって、人々の信仰心を高め、 神秘的な空間を演出する仕掛けとなっている。



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