タマン・アユン寺院

タマン・アユン寺院
タマン・アユン寺院
このエリアはバリ島有数の穀倉地帯でライステラスに象徴される田園風景が広がる。かつて王国が抗争を繰り返す舞台となったのも豊かな実りをもたらす土地に起因している。

 

穏やかな表情を見せるタマン・アユン寺院なと周辺に点在する宮殿や寺院を見てまわれぱ、歴史的な背景が伺える。

 

1634年に建設が始まったと伝えられるタマン・アユン寺院はブサキ寺院についでバリ島で2番目に大きな寺院。19世紀後半から一時期荒廃したが、20世紀に入ってから修復が始まり、1937年再び当時の姿を取り戻した。

 

寺院の周りには堀が巡らされ、広々とした境内には噴水や池なども配されて庭園を思わせる。境内にはメルが10基あり、その形は聖なる山、アグン山を模したといわれる。

 

タマン・アユン寺院
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メルの屋根は3層から11層の奇数で造られるのが一般的だが、かでも格式の高さを誇るように立つ11層のメルが並び立つ姿は風格が漂う。一般観光客は、重要な儀式を行う区画(ジエロアン)には入場できないが、ジエロアンを囲む塀沿いの道を行けば、充分に見学できる。

 

この寺院では2層のメルも見られる。外からでもぐるりと一周できるようになっていて、10基のメルが立ち並ぶジェロアン。最高の格式を示す11層のメルが4基並ぶ姿がうかがえる。

 

エリアが広くみどころも点在しているので、移動手段はタクシーをチャーターしたい。メーター制がお勧めで、8〜10時間程度で見て廻れる。